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ジャロッド・ライルが36歳で死去 白血病と戦った豪プロゴルファー

2018年8月9日(木)午後0:02

 前週、白血病との戦いにピリオドを打ち、家族がいる自宅で緩和医療を受けていたジャロッド・ライル(豪)が7日、36歳で亡くなった。妻のブリオニーさんが8日に公表した。

 ライルは17歳の時(1999年)に急性骨髄性白血病を患ったが克服。2012年に再発した際も打ち勝ち、2013年のオーストラリアン マスターズで復帰してみせた。

 米男子ツアーは計4シーズン(121試合)を戦い、賞金は約2億円を稼ぎ、Web.comツアーでは2勝。2011年にはウェイストマネージメント フェニックスオープンの名物16番パー3でホールイワンを達成するなどプロとして活躍してきたが、数か月前から病状が悪化していた。

 妻は「胸が引き裂かれる思いです。ジャロッドはもう私たちの元にはいません。娘たち(2歳と6歳)も私も非常に悲しい気持ちですが、世界で一番の夫、父がいない中で、生きていかなければなりません」と発表。

 また、「夫がメッセージを残しました。”サポートしてくれて本当にありがとう。僕の時間は短かったけど、ガンと闘っている家族について皆が考えてくれるキッカケになればいい。無駄な時間ではなかったと信じたい”」とライルの最後の強い想いを公表した。

 前週のWGC-ブリヂストンインビテーショナルでは多くの選手がジャロッドのために黄色いリボンをキャップなどに着用し、同郷のマーク・リーシュマンは「彼のために勝ちたい」と語っていた。

 豪のアーロン・バデリーや、アーニー・エルス(南ア)、ジャスティン・トーマス(米)、パトリック・リード(米)、フランチェスコ・モリナーリ(伊)、ビリー・ホーシェル(米)、ジェシカ・コルダ(米)ら多くの選手がSNSを通して哀悼の意を示している。

(写真提供:Getty Images)

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