ついに今年の米男子ツアーも最終戦を残すのみとなった。30名が年間王者をかけて争うザ・ツアーチャンピオンシップは現地時間20日、ジョージア州のイーストレイクGCを舞台に開幕する。

　大会を前にポイントは一度リセット。第3戦を終えてトップのブライソン・デシャンボー（米）から順に2000、1800、1520、1296、1280ポイント……となり、30位のパットン・キザイア（米）は115ポイントが分配される。最終戦もこれまでの3戦同様優勝ポイントは2000ポイントとなるため、出場する30人選手すべてに年間王者の可能性が残される。

　現時点で1位のデシャンボー、2位のジャスティン・ローズ（英）、3位のトニー・フィナウ（米）、4位のダスティン・ジョンソン（米）、5位のジャスティン・トーマス（米）は最終戦で優勝を決めれば、他者の結果にかかわらず今年の年間王者が決定する。

　現在142ポイント、27位の松山英樹が日本勢初の栄冠にたどり着くためにはまず優勝は最低条件だ。そのうえで上位7選手の結果が重要となってくる。条件は以下の通り。

・ランキング1位のデシャンボーが25位以下
・同2位のローズが3人以上の7位タイ以下
・同3位のフィナウが3人以上の3位タイ以下
・同4位のジョンソンが3人以上の2位タイ以下
・同5位のトーマスが3人以上の2位タイ以下
・同6位のキーガン・ブラッドリー（米）が2位タイ以下
・同7位のブルックス・ケプカ（米）が2位タイ以下

　条件は極めて厳しいが、松山はこの狭き関門を潜り抜け、日本勢初の年間王者のタイトルにたどり着くことはできるか。上り調子なだけに期待したいところだ。

（写真提供：Getty Images）