欧州ツアーのポルトガルマスターズ（現地時間9月20日～23日／ポルトガル・ビクトリアGC）で、トム・ルイス（英）が通算22アンダーを記録し、ツアー通算2勝目を挙げた。

　直前の2週をチャレンジツアーで戦い、優勝、3位タイと好成績を残してポルトガルに乗り込んだルイス。しかし、初日は前半の4番でボギーが先行するなど1オーバーで折り返すと、バックナインは10番、12番をバーディとするも、上がり3ホールで2つスコアを落として、1オーバー72に終わり、110位タイと大きく出遅れる。

　それでも、インスタートとなった2日目は11番から3連続バーディと幸先の良い滑り出しを見せると、前半を5アンダーでハーフターン。さらに後半は2番から連続バーディとするなど3つ伸ばして、8アンダー「63」をマーク。トップと5打差の16位タイに浮上して、予選ラウンドを通過する。

　すると、勢いそのままにムービングデーも躍動。出だし2番から4連続バーディとチャージをかけると、後半も出だし第10番から3連続バーディを奪取。前後半で5つずつのバーディを記録すると、前日に続くノーボギーと安定したプレーで10アンダー「61」を大爆発。伸ばし合いの展開となった中でも一際存在感を示し、2打差2位タイで最終日を迎える。
　そして日曜日。単独首位から出たルーカス・ハーバート（豪）、エディ・ペパレル（英）との三つ巴となった争いは、ルイスが2番からの4ホールで3バーディを奪って主導権を掴む。4アンダーで折り返した後半最初の10番で45ホールぶりのボギーを喫するが、直後の11番ですぐさま取り返すなど、最後まで勢いを落とすことなく72ホールを戦いきると、最終的には後続に3打差をつける快勝で2011年以来となるトップツアーのタイトルを手にした。

　2011年の勝利はプロ転向後3試合目での出来事だったが、その後の2016年にはQスクール参戦も経験したルイス。7年ぶりのトロフィに「信じられない」と話し「とても嬉しいよ。苦しい期間もあったが、今週は精一杯プレーした。出だしは悪かったけど、良い終わり方が出来て満足だよ」と4日間のプレーを振り返った。

　奇遇ともいうべきか、前回の優勝も今大会だった。「ポルトガルに戻ってこれて、多くの観客の前でプレーできたことは最高に良い気分だ。この1勝は大きな意味を持つ」と久々の優勝に喜びを表した。そして「前回よりも上手くやれればと思っていた。支えてくれるチームと進み続けていければと思っていて、今週はそうすることができた」と話した。

　欧州男子ツアー「ポルトガルマスターズ」で、タイトリスト・ボールプレーヤーのトム・ルイス（プロV1x使用）が逆転で今季初勝利を挙げた。また、米国シニアツアー「サンフォード・インターナショナル」でタイトリスト・ボールプレーヤーのスティーブ・ストリッカー（プロV1x使用）が、今季3勝目を獲得した。タイトリスト プロV1、プロV1xは、ウェブドットコムツアーや韓国ツアーなどでも勝利を獲得し、世界中のトッププレーヤーからの絶大な信頼に応える、その卓越した性能が証明されている。