灼熱のマレーシア開催は連覇が多い?CIMBクラシック事前情報
2018年10月10日(水)午後5:59
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11日より開幕するPGAツアー2108-19シーズン第2戦「CIMBクラシック」。マレーシアのTPCクアラルンプールを舞台に行われるこの大会から、韓国、中国と3戦に渡ってアジアでの開催となります。日本からは小平智が出場します。
ここでは、今年のCIMBクラシックについて知っておくべきポイントと注目選手について紹介したいと思います。
最近ではトーマスが連覇 地元アジア選手の活躍にも期待
CIMBクラシックは、2013~2014年シーズンからフェデックスカップの公式大会に加わりました。2013年と2014年はライアン・ムーア、2015年と2016年はジャスティン・トーマスがそれぞれ連覇を果たしていて、今年は2017年チャンピオンのパット・ペレスが2人に続く2年連続優勝を狙います。
このCIMBクラシックは、PGAツアー、アジアンツアー、PGAオブマレーシアの三者共催による72ホールのストロークプレーイベントです。フェデックスカップ公式大会になってからは6回目、それ以前からの通算では今年で9回目を迎え、PGAツアーのフェデックスカップ上位選手、アジアンツアーの上位選手、そして地元マレーシアのトップ選手が集結します。予選落ちはありません。
CIMBクラシックで優勝した選手は、フェデックスカップ500ポイントと2年間のPGAツアーシード権を獲得します。また、2019年のセントリー・トーナメントオブチャンピオンズ、マスターズ、全米プロゴルフ選手権の出場資格を得るほか、PGAツアーで合計6つの招待大会に出場できます。
トーマス・ペレスのほか先週優勝トゥエイも出場 注目選手たち
<ジャスティン・トーマス>
PGAツアー通算9勝。その初優勝と2勝目は、いずれもここCIMBクラシックで決めています。CIMBクラシックでのタイトル防衛は、ライアン・ムーアに続いて大会史上2人目。2015年には72ホールスコアを大会新記録となる26アンダーの262としているほか、2日目にはTPCクアラルンプールにおけるコース記録の61もマークしました。このCIMBクラシックでプレイした12ラウンドの平均スコアは、ここで通算8ラウンド以上プレイした選手の中ではトップの67.00です。
今年のライダーカップにアメリカ選抜チームメンバーとして初出場を果たし、チームは敗退したものの個人成績は4勝1敗と素晴らしい数字を残しました。日曜日のシングルス戦ではローリー・マキロイを1upで破っています。
<パット・ペレス>
2017年のCIMBクラシックに41歳7ヶ月14日で優勝し、大会史上最年長チャンピオンとなりました。昨シーズンのPGAツアーイベントには23回出場し、優勝1回、2位フィニッシュ1回を含む合計4回のトップ10フィニッシュを決めました。フェデックスカップは39位。昨年のCIMBクラシックでは、72ホール通算パーオン率が1位タイでした。
<ザンダー・ショフレ>
PGAツアーの2017年ルーキーオブザイヤー。昨シーズンはフェデックスカップ15位でした。昨シーズンのプレーオフシリーズ終盤2大会で、それぞれトップ10フィニッシュを決めまています(BMWチャンピオンシップ3位タイ、ザ・ツアーチャンピオンシップ7位タイ)。2017年のザ・プレイヤーズチャンピオンシップと全英オープンで、それぞれ2位タイのフィニッシュを決めました。
<ケビン・トウェイ>
シーズン開幕戦となった先週のセーフウェイオープンで、ライアン・ムーアとブラント・スネデカーをプレーオフの末に破り、念願のPGAツアー初優勝を飾りました。最終日の17番からプレーオフ3ホール目にかけて、5ホール連続のバーディーを決めています。昨シーズンはPGAツアーイベントに31回出場し、3回のトップ10フィニッシュを決めています。フェデックスカップは87位。
<アジアンツアーの選手たち>
アジアンツアーからは出場を表明したランキング上位10人(10月8日時点)がCIMBクラシックのフィールドに加わります。現在ランキング1位にいるインドのシャハンカー・シャルマは、今回がCIMBクラシック初出場。直近12ヶ月で2勝を挙げているほか、2017年WGCメキシコチャンピオンシップは9位タイでフィニッシュしています。
その他、今週はゴルフ殿堂入りを果たしてるデービス・ラブIIIとアーニー・エルスも出場。PGAツアーイベントでの優勝は2人合わせて40回。通算19勝のエルスは、2019年のプレジデンツカップで海外選抜チームのキャプテンを務めることが決定しています。
(出典:PGA TOUR 写真提供:Getty Images)