国内男子ツアーのカシオワールドオープン（11月22日～25日／高知県　Kochi黒潮カントリークラブで崔虎星（韓）が通算15アンダーを記録し、ツアー通算2勝目を飾った。

　2013年以来となるツアー優勝を目指す崔。インスタートとなった第1ラウンドは、コースコンディション不良によるスタートの遅れが原因し、日没サスペンデッドを挟んで行われたが、前半を2バーディで折り返すと、後半は4バーディ、1ボギーでプレー。「67」の好スコアで1打差4位タイにつける。

　全体的にスコアが伸び悩んだ2日目も、崔は出だしの1番からバーディを奪取。1アンダーで折り返した後半最初の10番でもスコアを伸ばすと、13番もバーディ。終盤に1つスコアを落としたものの、2アンダー70と堅実なプレーを見せ、4人が並ぶ首位タイで週末を迎える。

　ムービングサタデーも出だし2番でバーディが先行。しかし、7番をボギーとして、前半はイーブンパーに。それでも、10番から連続バーディを奪うと、残りホールをスコアカード通りにラウンドして、連日となる「70」で混戦模様から一歩抜け出し単独首位となる。
　2打差の2位タイには8人が並ぶ状態で逃げ切りを狙った最終日だが、崔はつけ入る隙を与えず。1番からバーディを奪うなど前半を3アンダー。サンデーバックナインに突入しても10番をバーディとすると、1打リードで迎えた最終ホールもしっかりバーディで終えて、ツアー通算2勝目を飾った。

　最終日の前夜は、寝ては起きての繰り返しで間違いなくプレッシャーを感じていたが「精神力で頑張らないといけないと思った」と見事に跳ね返した。キーとなったのは2番。15メートル近いパーパットをねじ込んで「自分でもできる」と心を落ち着けた。

　フィニッシュで右足が豪快に跳ねるスイングに目が行くが、これは「どうしたら飛ぶかと考えてスイングアークを大きくした。自分なりに改造して、飛距離が伸びた」と努力の賜物だ。それでも個性的な「フィッシャーマンスイング」は国内をとどまらず海外のSNSでも反響を呼んでいる。「人の顔が違うように、スイングも色々あっていい。私の必殺武器です」と話す顔には優勝したからこその自信が漂う。

　高校卒業後は水産加工会社に就職し、右手親指の一部を切断する大けがを負ったが、その後紆余曲折を経て25歳でセミプロに。苦労人という言葉では表せないぐらいの波乱万丈な人生だが、土壇場で最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に出場権を得た。「夢の舞台。また出られるなんて」と話す戦いを勢いのまま制することが出来るか注目だ。

　国内男子ツアー「カシオワールドオープン」で、タイトリスト・ボールプレーヤーのチェ・ホソン（NEW タイトリスト プロV1x プロトタイプ使用）が通算2勝目を挙げた。さらに、国内女子ツアー・メジャー最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」で、タイトリスト・ボールプレーヤーの申ジエ（プロV1使用）が、信頼するタイトリスト プロV1を武器にプレーオフを制し、今季メジャー初戦・第2戦に続き史上初となる公式戦年間3勝を達成した。また、国内女子ツアー2018年賞金ランキングに、1位から4位までタイトリスト・ボールプレーヤーがランクインし上位を独占。世界中のトッププレーヤーからの絶大な信頼に応える、その卓越した性能が証明されている。