海外男子
憧れは大学の先輩“アーノルド・パーマー” 20歳の米大学在学トップアマ・青島賢吾選手インタビュー
2019年3月9日(土)午後6:15
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今週のPGAツアーは「キング」と呼ばれたゴルフ界の偉人、アーノルド・パーマーの名前を冠した「アーノルド・パーマーインビテーショナル」ですが、アメリカにはもうひとつパーマーの名前が付いた大会があります。
それは、アメリカ大学生ゴルファーによる米国選抜と世界選抜の対抗戦「アーノルド・パーマーカップ(6月7日〜9日)」。その世界選抜メンバーに、大会史上初となる日本人が、しかも2名そろって選出されました。
ひとりは、昨年のアジア・パシフィックアマチュア選手権を制し今年のマスターズに出場する東北福祉大学の金谷拓実選手。そしてもうひとりは、そのパーマーがOBにいるノースカロライナ州・ウェイクフォレスト大学に在学している青島賢吾選手です。
2011年には世界ジュニアゴルフ選手権で準優勝、過去には日本ツアーの中日クラウンズや東海クラシックにも出場経験があるという青島選手に、CS放送ゴルフネットワークのPGAツアー中継内で現地から電話インタビューに答えていただきました。
―アーノルド・パーマーカップのメンバーに選出されて
素直に、嬉しいです、メンバー発表まで本当にドキドキしていました。その日は、ゴルフ部のみんなでテレビの前に集まって、肩を組みながら待っていたんですが、ニュースが出たときは自分でも信じられないくらい嬉しくて、受け止めるのに時間がかかりました。
またウェイクフォレスト大学から選ばれたのが自分で4人目なので、それにもびっくりしています。12人のメンバーのうち上位6名に入れたことも嬉しいです。苦しい時もありましたが、いま振り返るといい経験だったと思います。出るからにはすべてのマッチを勝つつもりで、出場したいと思います。
―自分はどんな選手?
僕のゴルフの強みは、ミスが少ないことだと思っています。外国人の飛距離には勝てないので、ドライバーの正確性や3パットの少なさなど、そういうところを工夫しながら負けないようにゴルフをしています。
6歳の時から18歳まで世界ジュニアに毎年出させていただいて、15歳の時には日本ツアー、中日クラウンズや東海クラシックにも出させてもらっていて、すごくいろいろな経験をさせてもらっています。自分で言うのも恥ずかしいんですけど、凄く恵まれている選手だなと思います。
―海外生活のほうが長いと聞いたが日本語が完璧
小さい頃から両親には、文武両道を、『勉強とゴルフ両方がんばりなさい』と育てられていて、今もそうしているので、そう褒めていただけると凄く嬉しいです(笑)。
―ウェイクフォレスト大学について
現在、全米大学ゴルフランキングは第6位です。そして昔から名門大学として勉強も凄く優秀な大学で、全米27位というランキングなんですが、そこでゴルフをしていることは自分も凄く誇りに感じています。チームメイトも世界トップクラスの選手たちで、毎朝7時のトレーニングから夕方までずっと一緒にいるので、日々刺激を受けながら成長しています。
僕がウェイクフォレストを選んだ理由は、まず練習施設です。300ヤードのレンジが校内にあって、トラックマンも3台あり、グリーンも4面、バミューダ2面とベントグラス2面とあって、この施設をみて自分が成長しない訳がないと思いました。
もうひとつの理由は、ジェイ・ハースの弟さんのジェリー・ハース(ビル・ハースの叔父)がコーチにいて、彼に指導していただきたいと思い、ウェイクフォレストを選びました。
―大学チームメイトで世界ランク上位の選手は
1年生にはトップクラスの選手が2名いて、ひとりは世界アマチュアランキング14位のユニージョくん(ユニージョ・ロペス)というスペインの選手なんですが、こんなにボールストライキングがうまい選手は観たこと無いという感じで、今年の夏も何試合かヨーロピアンツアーの推薦出場が決まっています。
もうひとりは、アレックス・フィッツパトリックという、ライダーカップにも出たマシュー・フィッツパトリック(イングランド)選手の弟です。アレックスも世界アマランキング50位内で、アプローチは毎日観ていて凄いなと思います。
―憧れの選手は
僕が憧れている選手は、アーノルド・パーマー選手です。ゴルフの強さはもちろんですけど、彼はビジネスも凄く成功されていて、病院なども設立したりと社会貢献もしていて、自分はプロになるか決められていないですが、日本にはまだそのような選手はいないのかなと。
もし、僕がプロになるという選択が出来るのであれば、それくらいのことをやらなければいけないのかなと思わせてくれるような、尊敬するゴルファーです。すべての面において、彼はプロフェッショナルなんだなと思います。
―今後の目標
パーマーカップに出場することがひとつ大きな目標だったんですが、今年出たからと満足せずに、あと3年間チャンスがあるので、毎年出れるように頑張りたいです。
その他には、全米アマ優勝やNCAA全国制覇など、ものすごく大きな目標をたくさん持っているんですが、自分の周りにはたくさんのエリート選手たちがいるので、その中で毎日毎日彼らに揉まれて負けないように努力し続ければ、いいところにいけるんじゃないかと、自分では信じています。
(インタビューここまで)
来年度には同大学の主将も務めるという青島選手。インタビューの最後に「ママ、パパ、いつもありがとう、そしておじいちゃんがいなければゴルフには出会っていませんでした」と家族への感謝を述べていた様子がとても印象的でした。世界の舞台で研鑽を重ねる青島選手の今後の活躍に注目したいと思います。
それは、アメリカ大学生ゴルファーによる米国選抜と世界選抜の対抗戦「アーノルド・パーマーカップ(6月7日〜9日)」。その世界選抜メンバーに、大会史上初となる日本人が、しかも2名そろって選出されました。
ひとりは、昨年のアジア・パシフィックアマチュア選手権を制し今年のマスターズに出場する東北福祉大学の金谷拓実選手。そしてもうひとりは、そのパーマーがOBにいるノースカロライナ州・ウェイクフォレスト大学に在学している青島賢吾選手です。
2011年には世界ジュニアゴルフ選手権で準優勝、過去には日本ツアーの中日クラウンズや東海クラシックにも出場経験があるという青島選手に、CS放送ゴルフネットワークのPGAツアー中継内で現地から電話インタビューに答えていただきました。
―アーノルド・パーマーカップのメンバーに選出されて
素直に、嬉しいです、メンバー発表まで本当にドキドキしていました。その日は、ゴルフ部のみんなでテレビの前に集まって、肩を組みながら待っていたんですが、ニュースが出たときは自分でも信じられないくらい嬉しくて、受け止めるのに時間がかかりました。
またウェイクフォレスト大学から選ばれたのが自分で4人目なので、それにもびっくりしています。12人のメンバーのうち上位6名に入れたことも嬉しいです。苦しい時もありましたが、いま振り返るといい経験だったと思います。出るからにはすべてのマッチを勝つつもりで、出場したいと思います。
―自分はどんな選手?
僕のゴルフの強みは、ミスが少ないことだと思っています。外国人の飛距離には勝てないので、ドライバーの正確性や3パットの少なさなど、そういうところを工夫しながら負けないようにゴルフをしています。
6歳の時から18歳まで世界ジュニアに毎年出させていただいて、15歳の時には日本ツアー、中日クラウンズや東海クラシックにも出させてもらっていて、すごくいろいろな経験をさせてもらっています。自分で言うのも恥ずかしいんですけど、凄く恵まれている選手だなと思います。
―海外生活のほうが長いと聞いたが日本語が完璧
小さい頃から両親には、文武両道を、『勉強とゴルフ両方がんばりなさい』と育てられていて、今もそうしているので、そう褒めていただけると凄く嬉しいです(笑)。
―ウェイクフォレスト大学について
現在、全米大学ゴルフランキングは第6位です。そして昔から名門大学として勉強も凄く優秀な大学で、全米27位というランキングなんですが、そこでゴルフをしていることは自分も凄く誇りに感じています。チームメイトも世界トップクラスの選手たちで、毎朝7時のトレーニングから夕方までずっと一緒にいるので、日々刺激を受けながら成長しています。
僕がウェイクフォレストを選んだ理由は、まず練習施設です。300ヤードのレンジが校内にあって、トラックマンも3台あり、グリーンも4面、バミューダ2面とベントグラス2面とあって、この施設をみて自分が成長しない訳がないと思いました。
もうひとつの理由は、ジェイ・ハースの弟さんのジェリー・ハース(ビル・ハースの叔父)がコーチにいて、彼に指導していただきたいと思い、ウェイクフォレストを選びました。
―大学チームメイトで世界ランク上位の選手は
1年生にはトップクラスの選手が2名いて、ひとりは世界アマチュアランキング14位のユニージョくん(ユニージョ・ロペス)というスペインの選手なんですが、こんなにボールストライキングがうまい選手は観たこと無いという感じで、今年の夏も何試合かヨーロピアンツアーの推薦出場が決まっています。
もうひとりは、アレックス・フィッツパトリックという、ライダーカップにも出たマシュー・フィッツパトリック(イングランド)選手の弟です。アレックスも世界アマランキング50位内で、アプローチは毎日観ていて凄いなと思います。
―憧れの選手は
僕が憧れている選手は、アーノルド・パーマー選手です。ゴルフの強さはもちろんですけど、彼はビジネスも凄く成功されていて、病院なども設立したりと社会貢献もしていて、自分はプロになるか決められていないですが、日本にはまだそのような選手はいないのかなと。
もし、僕がプロになるという選択が出来るのであれば、それくらいのことをやらなければいけないのかなと思わせてくれるような、尊敬するゴルファーです。すべての面において、彼はプロフェッショナルなんだなと思います。
―今後の目標
パーマーカップに出場することがひとつ大きな目標だったんですが、今年出たからと満足せずに、あと3年間チャンスがあるので、毎年出れるように頑張りたいです。
その他には、全米アマ優勝やNCAA全国制覇など、ものすごく大きな目標をたくさん持っているんですが、自分の周りにはたくさんのエリート選手たちがいるので、その中で毎日毎日彼らに揉まれて負けないように努力し続ければ、いいところにいけるんじゃないかと、自分では信じています。
(インタビューここまで)
来年度には同大学の主将も務めるという青島選手。インタビューの最後に「ママ、パパ、いつもありがとう、そしておじいちゃんがいなければゴルフには出会っていませんでした」と家族への感謝を述べていた様子がとても印象的でした。世界の舞台で研鑽を重ねる青島選手の今後の活躍に注目したいと思います。
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2018-19 アーノルド・パーマーインビテーショナル presented by マスターカード
3月7日(木)~3月10日(日)