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ロフト角は7度!シャフトはスイス製!ブライソン・デシャンボーのドライバーに迫る
2019年7月23日(火)午後1:21
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CS放送ゴルフネットワークで放送中の番組「みんなのPGAツアー」で、PGAツアー出場選手の気になるギアを紹介する「みんなのギア情報局」。ギアライターのコヤマカズヒロさんがブライソン・デシャンボー選手のドライバーについて解説します。
私が注目したのはドライバーのシャフトです。デシャンボー選手は昨年から「TPT」シャフトというスイス製のシャフトを愛用しています。ジェイソン・デイ選手も昨年まで使用していて、PGAツアーで使用者がひそかに増えています。
特徴は60ものカーボン層を機械加工によって巻き付けていること。一般的なシャフトはマンドレルという鉄心に熟練した職人さんが手で巻き付けて作っているのですが、その際に「スパイン」と呼ばれるシートが重なる部分が出来ると言われています。「TPT」シャフトは機械で作ることによって、このスパインがなく、製品の精度が高いのが特徴です。
ドライバーはコブラの最新モデルとなる「F9 SPEEDBACK」。空力を使用したテクノロジーで、有識者の評判も非常に高いようです。デシャンボー選手はロフト角9度をさらに立てて7度にして使っています。近年のPGAツアーの選手はドライバーのロフト角が少しずつ増えている傾向にありますが、その中で7度は群を抜いて小さいと言えるでしょう。
加えてヘッドのウェイトを重心の浅い方に設定しています。少ないロフト角と浅い重心位置との組み合わせで「低スピンで飛ばそう」という意図が感じられますね。一般のゴルファーであれば、ボールが上がらないようなハードなスペックです。
ドライバーの長さは45.75インチとツアーでもかなり長いです。長いシャフトと低スピンのヘッドとの組み合わせ。これはデシャンボー選手がドライバーに飛距離性能をかなり求めていることが伺えます。
実際、昨年のドライビングディスタンスは305.7ヤードとツアーで25位というなかなかの飛ばし屋です。ダスティン・ジョンソン選手やブルックス・ケプカ選手のように身体能力が高い選手が多い中、デシャンボー選手はクラブを上手く活用して飛距離を伸ばしています。
(メイン写真:Getty Images)
シャフトはスイス製の「TPT」
私が注目したのはドライバーのシャフトです。デシャンボー選手は昨年から「TPT」シャフトというスイス製のシャフトを愛用しています。ジェイソン・デイ選手も昨年まで使用していて、PGAツアーで使用者がひそかに増えています。
特徴は60ものカーボン層を機械加工によって巻き付けていること。一般的なシャフトはマンドレルという鉄心に熟練した職人さんが手で巻き付けて作っているのですが、その際に「スパイン」と呼ばれるシートが重なる部分が出来ると言われています。「TPT」シャフトは機械で作ることによって、このスパインがなく、製品の精度が高いのが特徴です。
ヘッドはコブラ「F9 SPEEDBACK」
ドライバーはコブラの最新モデルとなる「F9 SPEEDBACK」。空力を使用したテクノロジーで、有識者の評判も非常に高いようです。デシャンボー選手はロフト角9度をさらに立てて7度にして使っています。近年のPGAツアーの選手はドライバーのロフト角が少しずつ増えている傾向にありますが、その中で7度は群を抜いて小さいと言えるでしょう。
加えてヘッドのウェイトを重心の浅い方に設定しています。少ないロフト角と浅い重心位置との組み合わせで「低スピンで飛ばそう」という意図が感じられますね。一般のゴルファーであれば、ボールが上がらないようなハードなスペックです。
ドライバーの長さは45.75インチとツアーでもかなり長いです。長いシャフトと低スピンのヘッドとの組み合わせ。これはデシャンボー選手がドライバーに飛距離性能をかなり求めていることが伺えます。
実際、昨年のドライビングディスタンスは305.7ヤードとツアーで25位というなかなかの飛ばし屋です。ダスティン・ジョンソン選手やブルックス・ケプカ選手のように身体能力が高い選手が多い中、デシャンボー選手はクラブを上手く活用して飛距離を伸ばしています。
(メイン写真:Getty Images)
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