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藤田光里「常に同じことを同じ時間でやるようにしましょう」 素振りは重要なルーティン 

2019年8月22日(木)午前11:23

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 ルーティンの動作のひとつに“素振り”があります。アマチュアゴルファーの中には、ルーティンの動きは確立されていなくても、ショットの前の素振りだけはしっかりやるという人も多いのではないでしょうか。

 特にアマチュアゴルファーの素振りでよく見られるのが、実際にボールを打つときのように力一杯クラブを振り回している姿。ボールの位置にセットしてから少し後ろに下がり、目標方向を確認してビュンとひと振り。

 それだけで収まらず、きちんと間を取りながら二度、三度と目一杯の素振りを繰り返したあと、ようやくボールの位置にセットするという人も多いような気がします。



 アマチュアの方がこのような素振りをするのは、おそらくスイングチェックが目的なのでしょう。しかし、プロゴルファーで目一杯の素振りをやっている人はあまり見かけません。

 もちろん、プロの中にもスイングチェックのために打つ前にクラブを振っている人がいます。しかし、どちらかというとゆっくりスイングをして肩の入り具合やクラブの軌道を確認するというケースが多いといえるでしょう。

 では、プロは何のために素振りをするのか?

 私も含め、基本的にはショットのイメージを出すために素振りをしています。どんな球筋で、どこにボールを落とすかは、すでに後方からターゲットを見たときに決めているのでそれを確認しながら、「クラブはこういう風に振っていこう」という意識で軽く素振りをしているのです。だから、素振りに掛かる時間も常に一定で、ルーティンが崩れることはないわけです。



 ただし、私の場合、アプローチの時だけは、実際のスイングと同じようにクラブを振ります。その理由は、ライを確かめるためです。順目、逆目はもちろんですが、ショットの時、ヘッドがどれくらい芝の抵抗を受けるかを、本番と同じスイングでチェックします。そしてこの素振りに関しては、必ず3回やるようにしています。

 その回数については、「昔からそうやっているから」としか答えようがないのですが、それも私のルーティンになっています。

 冒頭にも言ったように、素振りもルーティンの重要な要素。自分のやりたいようにやればいいと思いますが、常に同じことを、同じ時間でやるようにしましょう。

藤田光里(プロフィール)
1994年9月26日北海道生まれ。2013年プロテスト合格。同年12月のファイナルQTではトップ通過を果たした。翌年は優勝こそなかったが初シードを獲得。2015年フジサンケイレディスで初優勝。しかしその後ケガに悩み、17、18年はシードを逃す。 今年は、フジサンケイレディスで5位に入るなど復調の兆しを見せている。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/8/15 発売号より転載)

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