トーマスは15アンダー、松山は9アンダー? PGAツアー最終戦のスコアハンディに去年のスコアを足してみた
2019年8月22日(木)午後5:55
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現地22日に開幕する米PGAツアーのシーズン最終戦ツアーチャンピオンシップ(8月22日〜25日/ジョージア州/イーストレイクGC)。同ツアーのポイントレース「フェデックスカップランキング」の上位30名のみが出場できる「超エリートフィールド」に、日本からは松山英樹選手が6年連続で出場します。
このフェデックスカップランキングの年間王者には、1500万ドル(約16億円)のボーナスが与えられるのですが、さらに今年話題となっているのが、最終戦の優勝者がイコール年間王者となるように、最終戦ひとつ前のBMWチャンピオンシップまでのポイントランキングに応じてスコアのハンディが与えられるという仕組みです。正式名称は「フェデックスカップスターティングストローク」といいます。
1位:10アンダー
2位:8アンダー
3位:7アンダー
4位:6アンダー
5位:5アンダー
6位〜10位:4アンダー
11位〜15位:3アンダー
16位〜20位:2アンダー
21位〜25位:1アンダー
26位〜30位:イーブンパー
これに、上位の選手と松山選手の順位を当て込んでみると、以下のようになります。
1位 ジャスティン・トーマス 10アンダー
2位 パトリック・キャントレー 8アンダー
3位 ブルックス・ケプカ 7アンダー
4位 パトリック・リード 6アンダー
5位 ローリー・マキロイ 5アンダー
6位 ジョン・ラーム(ほか5名) 4アンダー
15位 松山英樹(ほか5名) 3アンダー
こうしてみると、やはりちょっと気になるので・・・あまり意味はないかもしれませんが、去年のスコアを足し込んでみました。カッコ内が昨年のトータルスコアです。
ジャスティン・トーマス 15アンダー(5アンダー)
パトリック・キャントレー 7アンダー (1オーバー)
ブルックス・ケプカ 3アンダー (4オーバー)
パトリック・リード 3オーバー (9オーバー)
ローリー・マキロイ 10アンダー (5アンダー)
ジョン・ラーム 2アンダー (2オーバー)
松山英樹 9アンダー (6アンダー)
昨年の優勝スコアは劇的復活で80勝目をあげたタイガー・ウッズの11アンダー。今年10アンダースタートのトーマスが、仮に昨年並のスコアで回ったとすると、トーマスが4打差をつけて上に立つことになります。他の上位陣をみると、昨年は成績が振るわなかった選手が多く、やはりいくらハンディがあるとはいえ、オーバーパーペースだと優勝ラインには届きそうにありません。逆にスコアを伸ばしたマキロイや松山選手をみると、上位の成績次第で逆転のチャンスが出てきそうな雰囲気に見えます。
最終戦の舞台イーストレイクGCは、ミスが罰打になりやすい非常にフェアなコース。昨年も、上位に付けながら最終日のティーショットに苦労していたマキロイ、昨シーズン年間王者のジャスティン・ローズは、スコアを落として優勝戦線から脱落していました。
開幕前はやはりトーマス有利というべき状況ですが、最後の最後まで何が起こるかわからない今シーズンの最終戦となりそうです。
(写真:Getty Images)