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世界ランク1位ブルックス・ケプカのアイアンを徹底解説 マッスルバックよりもやや緩やかなアイアンを使う理由とは?
2019年9月5日(木)午後3:45
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CS放送ゴルフネットワークで放送中の番組「みんなのPGAツアー」で、PGAツアー出場選手の気になるギアを紹介する「みんなのギア情報局」。ギアライターのコヤマカズヒロさんが、世界ランキング1位ブルックス・ケプカ選手(米)のアイアンについて解説します。
ケプカ選手は今年全米プロで優勝、マスターズと全米オープンは2位、全英オープンは4位とメジャーで圧倒的な強さを発揮しました。ケプカ選手といえば300ヤードを優に超える豪快なドライバーショットが印象的ですが、ピンをデッドに狙える正確無比なアイアンショットが最大の武器。特に200ヤード前後の長い距離をアイアンで捉える技術が世界最高と言えるでしょう。
そのケプカ選手のアイアンショットを支えるのがミズノのアイアン『JPX 919 TOUR』です。一昨年の8月、当時契約していたナイキゴルフがクラブ・ボール事業から撤退したことで、ケプカ選手は新たに使用するクラブを探す必要に迫られました。その時ミズノは「すべてのゴルファーに扉を開いて待っているよ」とツイートし、それを見たケプカ選手が自らミズノにコンタクトを取ったことで、晴れてアイアンの使用が決まったといいます。
ケプカ選手の使う『JPX 919 TOUR』はミズノの国内向けブランドであるミズノプロと同じように日本の鍛造工場によって作られています。マッスルバックのようにシャープで小ぶりな形状ながら、トウ側に重量を配分してスイートエリアを拡大しつつ、ヘッドの挙動はマッスルバックよりもやや緩やかなモデルです。
ケプカ選手のスイングはインパクトゾーンで左ひじをたたまず、フェース面の向きを保つように動かすのが特徴です。この動きは挙動が鋭敏のマッスルバックよりも、大型ヘッドのドライバーと相性が良いと言えます。ケプカ選手のパワーならマッスルバックも問題なく扱えるのですが、スイングとの相性でこの『JPX 919 TOUR』を選んでいるのではないでしょうか。飛んで曲がらないケプカ選手。その強さは今後も続きそうですね。
(C)Getty Images.
ケプカのアイアンショットを支えるミズノ『JPX 919 TOUR』
ケプカ選手は今年全米プロで優勝、マスターズと全米オープンは2位、全英オープンは4位とメジャーで圧倒的な強さを発揮しました。ケプカ選手といえば300ヤードを優に超える豪快なドライバーショットが印象的ですが、ピンをデッドに狙える正確無比なアイアンショットが最大の武器。特に200ヤード前後の長い距離をアイアンで捉える技術が世界最高と言えるでしょう。
そのケプカ選手のアイアンショットを支えるのがミズノのアイアン『JPX 919 TOUR』です。一昨年の8月、当時契約していたナイキゴルフがクラブ・ボール事業から撤退したことで、ケプカ選手は新たに使用するクラブを探す必要に迫られました。その時ミズノは「すべてのゴルファーに扉を開いて待っているよ」とツイートし、それを見たケプカ選手が自らミズノにコンタクトを取ったことで、晴れてアイアンの使用が決まったといいます。
ケプカ選手の使う『JPX 919 TOUR』はミズノの国内向けブランドであるミズノプロと同じように日本の鍛造工場によって作られています。マッスルバックのようにシャープで小ぶりな形状ながら、トウ側に重量を配分してスイートエリアを拡大しつつ、ヘッドの挙動はマッスルバックよりもやや緩やかなモデルです。
ケプカ選手のスイングはインパクトゾーンで左ひじをたたまず、フェース面の向きを保つように動かすのが特徴です。この動きは挙動が鋭敏のマッスルバックよりも、大型ヘッドのドライバーと相性が良いと言えます。ケプカ選手のパワーならマッスルバックも問題なく扱えるのですが、スイングとの相性でこの『JPX 919 TOUR』を選んでいるのではないでしょうか。飛んで曲がらないケプカ選手。その強さは今後も続きそうですね。
(C)Getty Images.
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