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順目と逆目を判断するコツは「光」 プロキャディ・杉澤伸章が教える芝目の読み方

2019年12月26日(木)午後2:32

 プロキャディの杉澤伸章さんが、CS放送ゴルフネットワークで放送中の番組「みんなのPGAツアー12月号」の中で、芝の「順目」と「逆目」について解説してくれました。
 
横目と表現するプロも


 ゴルフの芝目には、「順目」と「逆目」がありますが、「横目」と表現するプロもいます。例えばラフに入ったときに順目、逆目ではなくアドレスしたときに自分に正対した横目に芝が生えていたりします。生え方によってボールの出球や抜け感が変わってくるので、横目を気にしたり、ゴルフでは芝目の動きが大切になってきます。

 グリーン上の順目と逆目はライン読みに直結するので、皆さんが気になることだと思います。基本的によく言われるのは水の流れ。これが非常に大きな影響を与えています。

 水は上から下、高い場所から低い場所へ流れます。芝目が水の流れならば、まずはグリーン上の高い場所を探してから低い場所を探します。最も高い場所と最も低い場所を結んだところに目が生えていく、それが水の流れです。
 
芝目の読み方は光がキーポイント


 ホール自体がどういう傾斜で作られているかなど、まずは大きいサイズで見ていきます。例えばコース全体が山の斜面に作られていて、左が高くて右が低いとなれば必然的に左から右に芝目がいく確率が高くなります。

 グリーン面でどう見ているかというと、順目と逆目は光の具合を見ていきます。順目は白っぽく、逆目は暗く見えます。

 ラインを読む上で一番大事なのはボールとカップのあいだ。グリーン全体の順目や逆目ではなく、ボールとカップのあいだの範囲にフォーカスして欲しいです。

 ボールとカップを結んだ周りを一周しながら白っぽい場所、そして最も白い場所を探します。そこから白が薄くなり、だんだん色が濃くなっていきます。基本的には最も白い場所の対角線上が暗く見えます。

 次に見るのはボールとカップの真ん中あたり。点と点で結び、ボールとカップのラインを考えると右から左の傾斜、つまりフックと分かります。
 
 しかし、段取りが悪いとスロープレーに繋がりますので、グリーンに上がる前から見て、ボールにマークしましょう。

 こうしたことを意識して繰り返すことによって、細かいこぶ、順目、逆目、傾斜など自分のボールにどんな影響を与えるかが見えてきますので、時間があれば一周してみましょう。入る確率が上がるかもしれません。

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