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試してみて!ボールに線を引いてスクエアにセット 山口すず夏のパッティングワンポイントアドバイス

2020年1月30日(木)午前11:49

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 19年シーズンはアメリカ女子ツアーに参戦し、19試合に出場しましたが、賞金ランキングは150位と思ったような成績を残すことができませんでした。

 ただその中でも、ドライビングディスタンスは264.272ヤードで39位、パーオンホールの平均パット数は1.765で13位、1ラウンド当たりの平均パット数は28.70で3位と、ドライバーショットとパッティングに関してはそれなりに健闘できたような気がします。

 特にパッティングに関しては、ジュニアのころからその大切さを認識し、猛練習をしたことが功を奏したんだと思います。たとえば、連続して100回カップインするまでは終わりにしないという練習を毎日続けたことがあるし、今でも毎日1~2時間は練習グリーンにいます。

 パッティングで大切にしているポイントはいくつかありますが、そのひとつは、目標に対してフェースをスクエアに合わせることです。

 そのためにボールに線を引いて(写真①)、打ち出したい方向にきちんと合わせ、構えるときもその線に対してスクエアになるようにパターのフェースをセットします(②)。

写真①

写真②

 私が使っているゴルフボールラインマーカーはシンプルなもの(③)。フェースを合わせるほうの線は、線を引いた時点では少し湾曲しているのですが、構えたときはこの線が真っ直ぐに見え、フェースをピタッと合わせられるようになっています。

写真③

 なお目標に対しては、ターゲット方向に伸びた線をガイドにボールをセットしているわけですが、構えたときに多少違和感を覚えても、一度置いたボールとその線を信じて打つようにしています。

 皆さんの中でも方向性が安定しなかったり、構えたときに不安を覚えるという人は、このようなゴルフボールラインマーカーを活用してみてはいかがでしょうか?

 また距離感に関しては、自分の距離感を大事にしていますが、試合の時に気を付けているのはショートしないことです。どんなにラインが合っていてその通りに打ち出したとしても届かなければカップインすることはありません。だから、常にカップを越えるようにしっかり打つように心掛けています。

山口すず夏(やまぐち・すずか)
2000年8月2日、神奈川県生まれ。2015年、全米女子オープン予選会2位タイに入り、日本史上最年少の14歳341日で海外メジャーに出場。2018年11月、米女子ツアーのQシリーズでは、日本人選手で唯一最終予選会に進出し、19年米女子ツアーの出場権を獲得。賞金ランキング150位とシード権獲得はならなかったが、2019年のQシリーズで2020年の出場権を獲得した。得意クラブはパター。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/1/24 発売号より転載)

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