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吉田優利のパッティングワンポイントアドバイス「大事にしているのは緩まずに打つこと」

2020年3月12日(木)午後4:45

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 パッティングを成功させるためには、どんなことを一番意識すればいいのか? おそらくプロゴルファーだけではなく、ゴルフをプレーするすべての人がその答を見つけようと努力しているのはないでしょうか。

 ただ、たくさん悩んだからといって成功率が上がるわけではありません。逆にあまり考えずにプレーしたほうが上手くいく場合もあります。

 私の場合は、いつも強く意識していることがあります。

 それは、インパクトで緩まないことです。どんなにラインを読み切ったとしても、また、そのラインに沿ってきちんと打ち出せたとしても、インパクトの瞬間に手元が緩んでしまっては全てが水の泡になってしまうからです。



 しかも大事なときほど出てきてしまうのが、この緩み。アマチュアゴルファーのみなさんも、コンペの優勝がかかったパッティングや、これがはいれば100を切れるといった大事な場面で、「やってしまった」経験がある人も多いのではありませんか。

 そういう失敗を犯さないためにも、私は普段の練習から、「緩まない」を強く意識してストロークをするようにしていますし、ラウンドでのストロークでも、「しっかり芯に当てて転がす」ことを心掛けています。



 そして、これさえ守ることができれば、入る入らないは別として、“良いストローク”ができるはずです。皆さんも、パッティングでは、緩まないことを強く意識するようにしてください。

 それと同時に、ほかのことはあまり考えないことが大事です。ゴルファーの中には、構えに入ってからでもいろいろ考え込む人がいるようですが、構えて打つまでの時間が長くなればなるほど、イメージ通りに体は動かなくなり、思ったようなストロークができなくなります。



 速いか遅いか、真っ直ぐか曲がるかなど、パッと見ただけでは決められないという人もいるでしょうが、できるだけ短い時間で決断して、決めたらすぐに打つほうが、成功の確率は間違いなく高くなります。

 少しでもスコアを縮めたいと思うなら、普段の練習やラウンドから、「さっと決めて緩まずに打つ」習慣を付けるようにしてください。

吉田優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日、千葉県生まれ。10歳でゴルフをはじめ、ジュニア時代から活躍。18年には日本ジュニアと日本女子アマチュアの2冠を達成するという宮里藍以来の快挙を達成した。アマチュアとして出場した19年のサロンパスカップでは最終日最終組でプレーし4位タイに入る。同年のプロテストでは12位タイで合格。ファイナルQTは20位で来季レギュラーツアー前半戦の出場権を獲得した。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/3/6 発売号より転載)

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