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大事なことはアドレスとスイングプレーン!中西直人がラウンド前にチェックすること

2020年4月30日(木)午後4:45

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 常にボールを真っ直ぐ、遠くへ飛ばすことができれば自然とスコアもアップします。では、ゴルファーにとっては最大のテーマとなるこの2点を同時にやり遂げるためにはどうすればいいか?

 人によってそれぞれ違うポイントがあると思うのですが、僕の場合は、「アドレス」と「スイングプレーン」を重要ポイントと考え、普段の練習はもちろんラウンド前の練習でも、この2つがきちんとできているかどうかをチェックするようにしています。

 アドレスに関しては、ターゲットに対して身体がスクエアになっているかどうかをチェックします。

 僕たちプロゴルファーでもコースに出ると身体の向きが狂うことが時々あるのですが、アマチュアゴルファーの中で正しくスクエアに構えている人はそう多くはありません。身体の向きが原因でミスショットになることもあるのでしっかりチェックしておきましょう。

 もうひとつのスイングプレーンに関しては、後方から見たとき、アドレス~テークバック~トップ~ハーフウェイバック~インパクトと、クラブの動きが一直線になっているのがベスト(写真①~⑤)。実際にクラブを振ってみて、そのようになっているかどうかを確認します。

写真①~⑤

 普段の練習時にチェックするときは、動画や写真を使ってやるのもいいのですが、ラウンド前にチェックする際は、上半身を起こしてクラブを振りましょう。前傾を浅くすることによってスイングがフラット(横振り)になり、その分、スイングプレーンが確認しやすくなるからです。

 練習時に実際にボールを打つときも、もしティを地面に刺せる場所ならば、できるだけティを高めにして打ってみてください。

 ラウンド前の練習では、この2つをチェックしておけば大丈夫でしょう。チェックポイントが細かすぎると頭が混乱し、かえってスイングを乱してしまう恐れもあるので注意してください。

 本番でも、目標に対してスクエアに構えたら、スイングプレーンだけを意識してボールを打つように。それだけを意識しておけば、大きなミスは出にくくなるし、もしミスが続いたとしてもラウンド中の修正が簡単にできるようになります。

中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラでツアーでも人気上昇中。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めている。20年にJGTOの理事に就任。ますますの活躍が期待されている。 

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/4/24 発売号より転載)

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