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S.ヘンドが大逆転V! 復調E.エルスは14位タイ

2013年4月1日(月)午前9:43

 完全Vに王手をかけていたベテランのプラヤド・マークセン(タイ)が最終日に自滅、ノーマークのスコット・ヘンド(豪)が6打差を逆転して勝利をものにした。

 アジアンツアーのチェンマイ・ゴルフ・クラシック(タイ、アルパインGR)は現地時間31日、最終ラウンドの競技を終了。この日首位と6打差の4位タイからスタートしたヘンドが1イーグル、8バーディ(2ボギー)の猛攻で8アンダー64をマーク。通算20アンダーまでスコアを伸ばし逆転優勝を飾った。

「正直、優勝出来るとは思っていなかった」と今年で40歳になるヘンド。「予選ラウンドをプラヤド(マークセン)と一緒に回って、非の打ち所のないプレーを見せつけられたからね。3日目もリードを広げていたし、てっきり彼が優勝するものだと思っていた。自分は優勝じゃなくトップ5を狙っていた」とうれしい誤算に満面の笑みを浮かべた。ヘンドが本命と信じて疑わなかったマークセンは前日イーグルを奪った7番パー5でダブルボギーを叩くなど乱れ、ヘンドより10打悪い2オーバー74でホールアウト。通算16アンダーにとどまり、単独2位に入ったブライス・イーストン(南ア/通算17アンダー)にも追い抜かれ単独3位に終わっている。

 一方、腰痛のため今季は思うような結果を残せていないメジャー4勝のアーニー・エルス(南ア)は、3日間使っていたショートパターから再びベリーパター(中尺パター)に持ち替え2バーディ、ノーボギーの2アンダー70をマーク。トップ10入りとはならなかったが、通算12アンダー14位タイに入り復調の兆しを見せた。

 また今大会で優勝すればマスターズ(現地時間4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場のチャンスがあったトンチャイ・ジェイディ(タイ)は通算13アンダー10位タイ止まり。Y・E・ヤン(韓)も最終日にスコアを1つ落とし、通算11アンダー20位タイで4日間の競技を終えている。

 日本勢では平塚哲二が4アンダー68をマークし、通算11アンダーでヤンらとともに20位タイに入ったが、ルーキーの北村晃一は通算2オーバー単独66位に終わった。

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