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高難度ライでのダフリは転がしで解決!クラブ選択で幅が広がるランニングアプローチ

2020年7月1日(水)午前11:54

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 芝が薄かったり、地面が硬いときは、プロでもダフリの恐怖に襲われるもの。そんなときは、バンスを使わない打ち方をしたほうがミスの危険性は減ります。

 具体的には、クラブを短めに持ち、左手の親指側の手首をできるだけ真っ直ぐに伸ばし、腕とクラブが一直線になるようにして少しハンドアップ気味に構え、フェース面のトゥ寄りにボールをセットしてパッティングのときのようにフェース面を開閉しないで打つという方法です。

 さらに付け加えれば、もしグリーンまで障害物がなく、大きなコブなどもなくて転がせる状況なら、同じ打ち方でAWやPWで狙うというのもひとつの方法です。SWに比べてロフトが立っているクラブならば、より小さな振り幅で狙えるので、その分、ミート率が高くなってミスをする確率も少なくなるからです。

 もし転がすことに何の問題もなければ、9番アイアンでも、8番、7番でもOK。距離感が合う合わないは別として、ロフトが立つほど、パターのイメージが出てくるので、ダフリの恐怖は薄れていくはずです。

 打ち方のポイントとしては、絶対にコックを使わないこと。パター同様、手首は伸ばしたまま打つのが正解です。

 また、ロフトが立ってくるとその分、シャフトも長くなってくるので、意識的に短く持つことも大事です。たとえばPWなら、右手がシャフトに触れるぐらい短く持つようにしましょう。

 それと転がす際にひとつ注意しておきたいのは、番手を上げるとミスが減る代わりに、ボールの転がる距離は長くなるということです。上りのラインなら問題ないのですが、エッジからピンまで下っている場合は、どこまでも転がっていく可能性があります。なので、ハッキリ下りと分かるラインでは、AW、PWぐらいまでにしておいたほうがいいでしょう。

 また、アプローチの場合、人によって距離が合わせやすいクラブというのがあるので、自分でそれを探すことも大事です。自分なりの“打ちやすい”ウェッジやショートアイアンが見つかれば、アプローチの成功率は大幅にアップするはずです。

(CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部<出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送>」#118より)

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