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52度のウェッジでキャリー120ヤードが出せる?縦距離のバリエーションを増やそう

2020年7月30日(木)午後0:04

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 今回は、アイアン・ウェッジの飛距離のコントロールについてお話ししましょう。

 コントロールショットというと、通常、クォーターショットやハーフショットなど“飛ばさないショット”のことをいう場合が多いのですが、今回は飛距離を伸ばす話です。特にピン奥がNGで、手前から攻めたいというシチュエーションに有効です。

 最初にそのやり方から説明しましょう。まず、48度でも52度でもいいので、ウェッジを普通に構えてください。次に、手元を前(ターゲット方向)に出し、ハンドファーストを強めてください。そしてフェースをスクエアに合わせます。

 そうすると、フェースがかなりかぶった(ロフトが立った)状態になります。この構えから、ボールを少し右に置いて打ってみてください。

 ボールがつかまりすぎて引っかかったような感じになると思いますが、ドローボールが出て飛距離が伸びると思います。当たり前のことですが、このようにロフトを立てると確実に飛距離は伸びます。

 ポイントは、ハンドファーストの度合いを強めるとき、かなり大げさにやること。一度構えたあとヘッドを体の正面に上げたとき、通常は12時の方向を差しているヘッドが1時(自分から見て11時)を差すくらい傾けましょう。

 それと同時に、引っかかる度合いも大きくなるので、実際にグリーンを狙うときはしっかり右を向くことも大事です。この打ち方を覚えておくと実戦ではかなり役立ちます。

 たとえばピンまで120ヤード前後。PWでは大き過ぎるけど、48度のウェッジでは少し短いというケースの場合、ほとんどのゴルファーはPWで少し短めに打つという選択をしがち。しかし、このようなコントロールショットというのは、インパクトでグリップが緩んだりしてミスが出やすくなります。

 その点、48度や52度ならフルショットで打てるのでミスが出にくい。しかもロフトを立てて打てば、通常よりも飛距離が出るのでピンに絡めることも可能なわけです。また、ハンドファーストにした分、通常よりもフェースの上側に当たり、スピンが減って強い球になるので、アゲインストのときも有効です。

 一方注意点は、スピン量が減る分、ランが多くなること。また、つかまりが強くなるのでしっかり右を向くことです。練習の際、これらに点に注意して、その球筋や飛距離を把握しておけば、実際のラウンドでも大いに役立つはずです。

※CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#122より

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