レッスン
3メートルを沈めたい!直線で狙うパッティング
2020年9月16日(水)午前11:53
ゴルフでスコアをまとめるためには、パッティングが大きなポイントになることは皆さんご存じだと思いますが、「絶対に入れたい距離」というのは、ゴルファーによって違ってくるものです。
ツアーで戦うプロでいえば、その距離は3~3.5メートル。この距離を確実に決められるかどうかが、優勝できるかどうか、シードを取れるかどうかの分岐点になります。
では、その距離を確実に沈めるためにはどうすればいいか。まずは、しっかりとラインを把握すること。たいていのプロは、グリーンに上がる前から全体の傾斜を確認し、グリーンに上がったあとはボールの後ろとカップの後ろ、さらにボールとカップを結ぶ線の横側からラインを見て、ストレートかスライスかフックかを判断します。
特に注意深く見るのは、ボールの周りとカップの周り。打ち出した球がどちらに曲がり、最後はどちらに切れるのか。また、どれくらい曲がるのか。それによって打ち出す方向を決定します。
そしていよいよ打つ作業に入るわけですが、その狙い方は大きく2つに分かれます。1つは、ラインに合わせてカーブをイメージし、そのカーブに乗るようなラインを描きながら打ち出す方向を決めるパターン。そしてもう一つは、狙いどころを決めたら、そのターゲットに向かって真っ直ぐのラインをイメージ、ストレートボールを打つつもりでストロークするパターンです。
私がオススメしているのは、後者。たとえば3.5メートルのスライスラインで、カップ1個分左を狙うと決めたら、仮想カップに向かってボールから直線を引き、それに向かって真っ直ぐ打ち出す方法です。何故このやり方をオススメするのかというと、このほうが打ち出す方向が明確になり、フェースも合わせやすいからです。
実際にストロークをするときは、真っ直ぐのラインを頭の中で描いたら、その残像があるうちに打ち出す方向を決め、そこにフェースを合わせることも大事です。そうすれば、カップインの確率は確実に上がるはずです。
さらにもうひとつパッティングのアドバイス。3メートル前後の距離でも“ダブルブレイク”、いわゆるフックラインとスライスラインが混ざっている場合があります。たとえばボール周辺は左傾斜(フックライン)なのにカップ周辺は右傾斜(スライスライン)になっているといったように。
多くのゴルファーはこういう場合、「ボールのスピードが落ちたときのほうがラインの影響を受けやすい」と考え、カップ周辺の右傾斜を強く意識する傾向がありますが、優先するべきは出だしのフックラインです。
というのも、3メートル前後なら、一度左に切れたボールが、急激に右に曲がるということは少ないからです。この判断を間違えないように注意してください。
※CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#128より
ツアーで戦うプロでいえば、その距離は3~3.5メートル。この距離を確実に決められるかどうかが、優勝できるかどうか、シードを取れるかどうかの分岐点になります。
では、その距離を確実に沈めるためにはどうすればいいか。まずは、しっかりとラインを把握すること。たいていのプロは、グリーンに上がる前から全体の傾斜を確認し、グリーンに上がったあとはボールの後ろとカップの後ろ、さらにボールとカップを結ぶ線の横側からラインを見て、ストレートかスライスかフックかを判断します。
特に注意深く見るのは、ボールの周りとカップの周り。打ち出した球がどちらに曲がり、最後はどちらに切れるのか。また、どれくらい曲がるのか。それによって打ち出す方向を決定します。
そしていよいよ打つ作業に入るわけですが、その狙い方は大きく2つに分かれます。1つは、ラインに合わせてカーブをイメージし、そのカーブに乗るようなラインを描きながら打ち出す方向を決めるパターン。そしてもう一つは、狙いどころを決めたら、そのターゲットに向かって真っ直ぐのラインをイメージ、ストレートボールを打つつもりでストロークするパターンです。
私がオススメしているのは、後者。たとえば3.5メートルのスライスラインで、カップ1個分左を狙うと決めたら、仮想カップに向かってボールから直線を引き、それに向かって真っ直ぐ打ち出す方法です。何故このやり方をオススメするのかというと、このほうが打ち出す方向が明確になり、フェースも合わせやすいからです。
実際にストロークをするときは、真っ直ぐのラインを頭の中で描いたら、その残像があるうちに打ち出す方向を決め、そこにフェースを合わせることも大事です。そうすれば、カップインの確率は確実に上がるはずです。
さらにもうひとつパッティングのアドバイス。3メートル前後の距離でも“ダブルブレイク”、いわゆるフックラインとスライスラインが混ざっている場合があります。たとえばボール周辺は左傾斜(フックライン)なのにカップ周辺は右傾斜(スライスライン)になっているといったように。
多くのゴルファーはこういう場合、「ボールのスピードが落ちたときのほうがラインの影響を受けやすい」と考え、カップ周辺の右傾斜を強く意識する傾向がありますが、優先するべきは出だしのフックラインです。
というのも、3メートル前後なら、一度左に切れたボールが、急激に右に曲がるということは少ないからです。この判断を間違えないように注意してください。
※CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#128より
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