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出水田大二郎オススメ練習グリーンでのルーティーン

2020年9月17日(木)午後2:25

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 試合に限らず、ラウンドの前はパッティンググリーンでそれなりの時間を費やすというが、プロゴルファーの常識。アマチュアゴルファーの皆さんも、たとえ遊びのゴルフであっても、多少なりともスコアが気になるのならパッティングの練習は十分しておいたほうがいいと思います。

 パッティング練習に関しては、それぞれに目的が異なり、やり方も人によって違うようですが、僕が最も重視しているのは、その日のグリーンの速さです。コースによってはもちろんのこと、前日やその日の天気や湿度、芝の刈り方によってグリーンの速さは大きく変わってくるので、パッティンググリーンで入念にチェックするようにしています。

 具体的には、10m前後の長めの距離を繰り返しチェック。上り、下り、スライスライン、フックラインと、一応ひと通りのラインでボールを転がし、自分がイメージしている距離感とどれくらい違うかをしっかりつかむようにしています。

 また、技術的なことに関しては、片手でのストロークを必ずやるようにしています。



 これをやる理由は、手に力が入っていないことを確かめるため。どちらかの手に少しでも力が入っていると、フィーリングが変わってくるので、両手とも力が抜けているかどうかを片手打ちで確認します。

 やり方としては、片手で打ってボールを転がすだけですが、このとき、ヘッドの重みを感じながらストロークすることがポイントになります。何故なら、ヘッドの重みが感じられないときは、それだけ力が入っていることになるからです。

 両方の手の片手打ちでそれぞれヘッドの重みを感じられるようになったら、両手でパターを持って片手打ちのときと同じようにヘッドの重みを感じながらストローク。スムーズにヘッドを動かすことができたらOKとします。



 ラウンドでも、ストロークで注意するのはこの1点のみ。力が抜けていれば、ヘッドをイメージ通りにコントロールできるし、ヘッドがスムーズに動く分、ボールにもきれいな順回転が掛かるのでカップインの確率は高くなります。

 ぜひ皆さんも試してみてください。

出水田大二郎(いずみだ・だいじろう)
1993年生まれ、鹿児島県出身。中学3年から「九州ジュニア」を4連覇。樟南高卒業後プロに転向すると、2012年チャレンジトーナメント出場2戦目で初優勝。2016年にチャレンジ賞金ランク7位でツアーへの挑戦権を得て、2017年は賞金ランク66位で初シードを獲得。2018年の「RIZAP KBCオーガスタ」で初優勝を飾った。2019年は優勝こそなかったものの賞金ランク39位で3年連続シード権獲得。長身から繰り出すビッグドライブが武器。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/9/11 発売号より転載)

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