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海外男子

3日間で最もフェアウェイを捉えていないマシュー・ウルフが単独首位

2020年9月20日(日)午後4:34

 海外男子メジャーの全米オープンゴルフ選手権は19日、ニューヨーク州のウィングドフットゴルフコース(7477ヤード・パー70)で第3ラウンドが行われ、マシュー・ウルフ(米)が通算5アンダー単独トップに浮上した。

 この日のウルフは、フェアウェイを14回中2回(全体57位)しか捉えていないが、パーオン率は18回中13回(全体3位)と高く、6バーディ、1ボギーの「65」を記録。基本的にはフェアウェイを捉える方がパーオン率も高まりスコアも伸びるが、難コースのウィングドフットGCでは違うようだ。

 ウルフはこの3日間でフェアウェイを捉えたのは42回中12回と低いが単独首位で最終日を迎える。リー・ウェストウッド(英)は自身のツイッターで「54ホールを終えてフェアウェイキープは12回。それで5アンダーは信じられない。かつての全米オープンはフェアウェイとグリーンを捉えてこその大会だったが」と投稿した。

 3日目のウルフの平均飛距離は344.40ヤードと、トーマス・ピータース(ベルギー)の351.40ヤードに次いで全体2位。とにかく前に飛ばしてしまえばラフからでもウェッジで打つことができ、ウルフのパワーならば上から叩き落とすように打つことも可能だ。

 上位陣の3日目のフェアウェイキープ率をみると、単独2位のブライソン・デシャンボー(米)は14回中3回、単独3位のルイ・ウーストヘイゼン(南ア)は5回、4位タイの松山英樹は7回、同じく4位タイのザンダー・シャウフェレ(米)は3回となっている。

 最終日のピンポジションにもよるが、通算1オーバー単独7位のローリー・マキロイ(北アイルランド)や通算2オーバーのザック・ジョンソン(米)らまでチャンスがありそうだ。いずれにせよ「入れてはいけないラフ」に入れない選手がメジャータイトルを獲得するだろう。

(写真:Getty Images)

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9月17日(木)~9月20日(日)

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