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切れるラインのショートパット 精度を上げるには「ショットの持ち玉」をチェックしてみよう

2020年12月30日(水)午後0:51

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 1.5~2mのショートパット。この“入れごろ外しごろ”が入るか入らないかでスコアが大きく変わってくることは、皆さんもご存じの通り。しかし、この距離が思うように打てずに悩んでいる人は、アマチュアだけでなくプロや上級者の中にもたくさんいます。

 特に、悩みとしてよく耳にするのが、ストレートラインなら沈められるけど、微妙に曲がるラインになると極端にカップインの確率が下がるというケース。プロや上級者には、しっかりラインは読み切っているにも関わらず、何故か外してしまうという人も多いようです。

 このようなフックライン、スライスラインが苦手という場合には、プロ、アマに関係なくほとんどの人に当てはまる傾向というものがあります。それは、フェードヒッターはフックライン、ドローヒッターはスライスラインを苦手にしている点です。

 何故、このような傾向が表れるのか? その理由は次の通りです。

 例えばフェードヒッターがフックラインを沈めようと思う場合、一応右を向いてスタンスを取るわけですが、普段のショットで右を向いて立つことがないため、パッティングでもしっかり右を向けない場合が多いのです。

 現に、フェードヒッターのパッティングの構えを後方から見ると、ほとんどの人は、スタンスは右向きで、フェースも打ち出したい方向に向いているのですが、肩のラインは左を向いています。その結果、開いたフェースでプッシュ気味にボールを押し出してしまうため、フックラインなのにボールにきれいなフック回転が掛からず、ボールはカップの右側を抜けていってしまうのです。

 ドローヒッターの場合はその逆で、スライスラインでスタンスやフェースは左向きに合わるところまではやるわけですが、肩のラインが右を向いてしまうことが多く、引っ掛けてカップの左横をボールがすり抜ける結果になるわけです。

 つまり、フックラインが苦手なフェードヒッターも、スライスラインが苦手なドローヒッターも、大きな問題は“肩のライン”にあるということ。肩のラインを打ち出す方向にスクエアに合わせ、ストレートにボールを打ち出すことができれば、イメージ通りの転がりになり、カップの横側からきれいなカーブを描きながらコロンと入るようになるのです。

 アマチュアゴルファーも、まずは自分がフェードヒッター(スライサー)かドローヒッター(フッカー)かを確認して、同じようなミスをしていないかどうかをチェックしてみてください。真っ直ぐ立ってストレートに打ち出せるようになれば、カップインの確率は格段に向上するはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#144より

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