14日開幕の米男子ツアー「ソニーオープン イン ハワイ」（米ハワイ州／ワイアラエカントリークラブ）に出場する石川遼が、2021年の目標などについて語った。

―2016年以来のソニーオープンです

　コースは平らで、南国で、芝も僕は好きです。当然レベルが高いのでスコアも凄く伸びていきますので、そこに付いていけるように頑張りたいなという気持ちでいます。

―ゴルフの調子は？

　今週に関しては試合の間隔が空いたので、最初は少し探り探りになると思います。去年の3月から継続的に新しいことに取り組んできていて、良い成果もあります。力の伝え方とか今まで自分が出来ていなかったことに取り組んで、飛距離も伸ばしていきたいし方向性も向上していきたいので、まずはショットの部分で伸ばしていきたいです。

（新しいことに取り組んで）10か月くらい経ちましたが、あと1年ぐらいはかけて作り上げていきたいので、まだまだ全然途中という感じはします。その中でもPGAツアーに出させてもらえるというのは、本当に有り難いなと思いますし、凄く良いチャンスですので、全力であたっていきたいなと思います。

―コースマネジメントについて

　球も全部が安定して最高な状態でいけるとも限らないですので、今はそういうことはあまり望んでいないです。そういう中でどこにミスがあるかを考えながら、過去に出た時とはコースの見え方も違いますし、そこは凄く面白いなと思っています。

　10番、11番、18番はグリーンが凄く変わっていました。18番は花道もグリーンも平らというイメージがあって、10番も11番も平らでしたけど、本当にPGAツアーの（米国）本土にあるTPCとかに凄く似てきたなという感じがしました。

―今年はどんな年にしたい？

　めちゃくちゃ楽しみです。今（コロナ禍）の状況の中で試合がどれだけ行われるか、自分がどれだけの試合に出れるかというのは定かではないですけど、今は自分のゴルフを伸ばしていくことに必死です。

　今年に関しては、凄く高くジャンプは出来なくても、しっかり溜め込む時期だと思っています。僕は今年で30歳になりますが、自分的には大事な決断をしたかなと思っていますので、良い結果も悪い結果も出ると思いますが、そこは焦らずにやっていかなければいけないと思っています。自分をどこまで伸ばせるか楽しみです。

―数年後には新しい石川遼が見られる？

　自分はそこしか目指していないです。そういった思いでコーチにもお願いしてやってきているので、去年とはまた違った年になると思います。去年出来なかったことが今年は出来たり、その中でまた新たな課題も見つかったりすると思いますけど、まずはロングゲームが良くなっていくことが凄く大事なのかなと思っていますので、そこに力を付けていければなと思っています。