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クラブを使い分けて寄せる確率をあげよう!目澤秀憲ツアープロコーチが教えるアプローチのマネジメント
2021年3月11日(木)午後5:50
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CS放送ゴルフネットワークのレッスン番組「プレメンレッスン!Season3」に出演している目澤秀憲ツアープロコーチ。日本に数名しかいないというTPI(Titlist Performance Institute)レベル3の資格を持ち、女子プロゴルファーの河本結選手や、2020年12月からは松山英樹選手のコーチを担当することで話題となりました。
アマチュアからプロゴルファーまで数多くのゴルファーを指導する目澤コーチが、「自分の特性を知ってゴルフをする」ための効率的な練習法や、コースの回り方をレッスンします。今回は、スコア90〜100台のアマチュアゴルファーにおすすめしたいアプローチのマネジメントについてです。
はじめに、花道からピンまで約30ヤードのシチュエーションで考えてみましょう。
アプローチでは、距離やスピンなどシステマチックな打ち方にこだわるのではなく、下手で投げるように腕が振れていることが理想です。どこにボールを落として転がすかイメージすることが、ミスを減らすコツです。
理想の動きをするためには、サンドウェッジ(SW)よりピッチングウェッジ(PW)の方がロフトが立っているので、自分の思った高さを出しやすくなります。アドレスは左足体重のオープンスタンスで、ハンドファーストになっているかチェックしましょう。
SWでスピンをかけて止めることも状況によっては必要ですが、このシチュエーションではスピンがかかりすぎて止まってしまうことが多く、それを嫌がって強く打ちすぎてしまうことが振り幅を大きくし、ミスヒットの危険性を大きくしてしまいます。
PWで下手投げするようなイメージでクラブを振ることで、ボールへのコンタクトが安定しミスヒットが減り、結果的にスコアアップにつながります。
今度は、グリーン奥の逆目ラフからの場合です。
下手投げのイメージは変えずに、今度はボールを上にあげるイメージで腕を振りたいため、ロフトのあるSWを使用します。ボールはやや左に置き、オープンに構えフェースを開き気味にし、下から上へ下手投げをするイメージで腕を振って打ちます。
アプローチをイメージすることは、ボールの転がりを確認するだけでなく、クラブの選択にもつながる重要なマネジメントです。
ラフから打つ時のポイントとして、特に逆目のラフでは、クラブを握る小指、薬指、中指をしっかり握ってスイングすると、スイング中ラフの抵抗に負けることがありません。
最後に、自然に良い打ち方ができるアプローチの構えをつくるドリルを紹介します。
基本アプローチはダウンブローで打ちたいので、構えからそうなるような形を作ります。まずボールに正対して構えたら、左のつま先を開き、開いたつま先のラインに胸のラインをあわせます。
そしてそのまま上半身を前傾し、手元を胸の前に持ってくると、自然にハンドファーストで左足体重の構えになります。目標のターゲットに対して、若干のオープンスタンスの構えになると思います。
この構えでアプローチをすれば、スイング中に軸が傾いたり、クラブヘッドが下から入ってくることも減ると思います。ベースの構えを作って、チェックしながら練習してみてください。
【見逃し配信中】プレメンレッスン!Season3 目澤秀憲メソッド #2
アマチュアからプロゴルファーまで数多くのゴルファーを指導する目澤コーチが、「自分の特性を知ってゴルフをする」ための効率的な練習法や、コースの回り方をレッスンします。今回は、スコア90〜100台のアマチュアゴルファーにおすすめしたいアプローチのマネジメントについてです。
ボールを下手で投げるイメージがポイント
はじめに、花道からピンまで約30ヤードのシチュエーションで考えてみましょう。
アプローチでは、距離やスピンなどシステマチックな打ち方にこだわるのではなく、下手で投げるように腕が振れていることが理想です。どこにボールを落として転がすかイメージすることが、ミスを減らすコツです。
理想の動きをするためには、サンドウェッジ(SW)よりピッチングウェッジ(PW)の方がロフトが立っているので、自分の思った高さを出しやすくなります。アドレスは左足体重のオープンスタンスで、ハンドファーストになっているかチェックしましょう。
SWでスピンをかけて止めることも状況によっては必要ですが、このシチュエーションではスピンがかかりすぎて止まってしまうことが多く、それを嫌がって強く打ちすぎてしまうことが振り幅を大きくし、ミスヒットの危険性を大きくしてしまいます。
PWで下手投げするようなイメージでクラブを振ることで、ボールへのコンタクトが安定しミスヒットが減り、結果的にスコアアップにつながります。
今度は、グリーン奥の逆目ラフからの場合です。
下手投げのイメージは変えずに、今度はボールを上にあげるイメージで腕を振りたいため、ロフトのあるSWを使用します。ボールはやや左に置き、オープンに構えフェースを開き気味にし、下から上へ下手投げをするイメージで腕を振って打ちます。
アプローチをイメージすることは、ボールの転がりを確認するだけでなく、クラブの選択にもつながる重要なマネジメントです。
ラフから打つ時のポイントとして、特に逆目のラフでは、クラブを握る小指、薬指、中指をしっかり握ってスイングすると、スイング中ラフの抵抗に負けることがありません。
最後に、自然に良い打ち方ができるアプローチの構えをつくるドリルを紹介します。
基本アプローチはダウンブローで打ちたいので、構えからそうなるような形を作ります。まずボールに正対して構えたら、左のつま先を開き、開いたつま先のラインに胸のラインをあわせます。
そしてそのまま上半身を前傾し、手元を胸の前に持ってくると、自然にハンドファーストで左足体重の構えになります。目標のターゲットに対して、若干のオープンスタンスの構えになると思います。
この構えでアプローチをすれば、スイング中に軸が傾いたり、クラブヘッドが下から入ってくることも減ると思います。ベースの構えを作って、チェックしながら練習してみてください。
【見逃し配信中】プレメンレッスン!Season3 目澤秀憲メソッド #2
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