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国内男子

遼「目的はトロフィを取り戻すだけ」/ロイヤルT

2011年1月6日(木)午後1:31

 石川遼、池田勇太、薗田峻輔らを中心としたアジア勢が、欧州の強豪たちと新年早々に火花を散らす。

 アジアと欧州の選抜チーム同士が激突するザ・ロイヤルトロフィが現地時間7日、タイのブラックマウンテンGCを舞台に開幕。尾崎直道主将率いる8名のアジアチームと、プレーイングキャプテンのコリン・モンゴメリー(スコットランド)以下8名の欧州チームが国の名誉をかけて熱い戦いを繰り広げる。

 今回で第5回を迎える同大会は2006年にスタート。第1回、第2回と闘将セベ・バレステロス(スペイン)率いる欧州チームが優勝。08年の開催はなく、09年の第3回大会でアジアチームが初優勝を果たしたが、昨年の第4回大会では大接戦の末に欧州チームがトロフィを奪い返した。

 今年は両チームとも若手プレーヤーに注目だ。アジア選抜は石川、池田、薗田に加え昨季日本ツアー賞金王の金庚泰(韓)、弱冠19歳にして世界各国のツアーで戦う盧承烈(韓)と、8人中5人が25歳以下。その中でも中心的存在となる石川は「勝って良い新年のスタートを切りたいですね。今年のアジア選抜はチームワークは最高だし、過去5年間で最強に近いと思います。もちろん欧州選抜にも素晴らしいメンバーが揃っていますから、例年以上に熱いプレーが生まれるんじゃないでしょうか。ただ、僕たちの目的はロイヤルトロフィを取り戻すことだけです」と力強く抱負を語った。

 一方の欧州チーム、注目はやはり昨年10月に欧州ツアー史上最年少の17歳188日でカスティーヨ・マスターズに優勝したマッテオ・マナッセロ(伊)だろう。欧州ツアーの新人王にも輝いたマナッセロは、大会創成期の主将で現在は脳腫瘍と闘病中の英雄バレステロスが見守る欧州チームへの貢献を誓っており、こちらもあなどれない。昨年18歳でザ・ロイヤルトロフィに出場した石川は「これで(17歳の)マッテオが最年少出場者。去年までは僕だったのに…」と冗談交じりに話していたが、その実力は十分に知っているだけに気を引き締めて戦いに備えている。

 大会は初日がフォーサム(2人のプレーヤーが1つのボールを交互に打つ競技形式)、2日目がフォーボール(2人のプレーヤーのうち良いスコアが採用される競技形式)、最終日がシングルスのマッチプレーを行い、勝利で1ポイント、引き分けで0.5ポイントが与えられ、3日間トータルでポイント数の多いチームが優勝となる。

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