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国内男子

遼、薄氷の予選突破も9バーディ『63』で8位タイ浮上!

2010年7月31日(土)午後8:00

 今年5月に世界を驚愕させるツアー最少ストロークをたたき出した石川遼が、北の大地で再び異次元のゴルフを披露した。

 国内男子ツアーのサン・クロレラ クラシックは31日、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に日没サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。前日暫定トップのディネッシュ・チャンド(フィジー)がホールインワンを達成する快進撃で通算15アンダーまでスコアを伸ばし、第3ラウンドで8アンダー64をマークした高山忠洋と首位の座を分け合う中、下位に低迷していたディフェンディング・チャンピオンの石川が驚異のバーディラッシュでリーダーボードを駆け上がった。

 この日の石川は第2ラウンド1ホール目からプレーを再開し、インスタートの11番でいきなりボギーを叩いてしまう。その後13番、14番でバーディを取り返すも、15番で約2メートルのパーパットが決まらずボギー。さらに17番で3パットを喫し再びボギーとすると、後半もパッティングに苦しみ通算3オーバーでホールアウト。この時点で予選を通れるか微妙な状況にいたが、後続の選手もスコアを伸ばすことができず、カットラインぎりぎりの60位タイでなんとか予選突破を決めた。

 引き続き行われた第3ラウンド。1日36ホールの長丁場に「タフな気持ち、タフな肉体が必要」と気合を入れ直して臨んだ石川のプレーが一変する。まずは2番のティーショット、話題の新兵器“0番アイアン”できっちりフェアウェイをキープすると、2打目をピンに絡めてバーディ先行。直後の3番では下りの難しいフックラインを完璧に読み切り連続バーディを奪う。さらに5番から7番まで3連続バーディとして迎えた9番では、約6メートルのバーディパットをねじ込み前半をノーボギーの6アンダー30でハーフターン。

 バックナインに入りやや失速するもボギーなしの3バーディで回り、5月の中日クラウンズ最終日にマークしたギネス記録『58』を彷彿とさせる9アンダー63で第3ラウンドのプレーを終了。一気に通算6アンダーまでスコアを伸ばし、順位も予選通過時の60位タイから8位タイへ急浮上した。トップの2人とは9ストロークと大差が開いているものの、周囲の予想をはるかに超えるパフォーマンスを見せる18歳だけに、最終ラウンド“奇跡”の大逆転で自身初の大会連覇も夢ではない…?

 その他上位陣は、通算12アンダー単独3位にリャン・ウェンチョン(中)がつけ、平塚哲二とベ・サンムン(韓)が通算9アンダー4位タイで続いている。また、丸山茂樹(通算7アンダー6位タイ)、池田勇太(通算5アンダー14位)、片山晋呉(通算2アンダー23位タイ)ら強豪もまずまずの位置で最終ラウンドを迎える。

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