レッスン
どんなライからでもボールを正確に捉えるために!辻村明志ツアープロコーチ
2021年6月17日(木)午後6:11
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CS放送ゴルフネットワークのレッスン番組「プレメンレッスン!Season3」に出演している辻村明志ツアープロコーチ。
上田桃子、小祝さくら、松森彩夏、永井花奈など多くのプロゴルファーを指導、選手に合った練習法を瞬時に見抜き独自のコーチングで勝利へ導くカリスマコーチが、アマチュアゴルファーの上達に欠かせない全てのゴルファーに通じる「スイングの真髄」をお届けします。
今回のテーマはどんなライでも対応できるようになるための「打点の強化」についてです。
理想のボディターンでどんなライからでもボールを正確に捉えよう
良いスイングをしていても、芯で捉えないとボールは正確に飛んでくれません。どんな傾斜からでも打点が安定してくると、ゴルフのスコアは向上します。
フェース面のスコアライン下から3本目のど真ん中で打つことが大事です。芯で打つためには、構えたライ角通りにインパクトし、オンプレーンでボールを捉える感覚をつかむことが重要です。
効果的な練習法としては、ティーアップしたボールだけをクリーンに打ちます。この練習で、胸と地面の距離が一定に保たれ前傾姿勢がキープでき、打点が安定するようになります。インパクトでは手打ちにならないように、ボディターンを心がけましょう。
いくつか状況別のポイントを紹介します。
【つま先上がりからのショット】
1.クラブを短く持つ
2.かかと重心になるため重心がブレやすいので、下半身を安定させるため、丹田(へその辺り)に意識を集中させる
3.傾斜の低いインサイドからヘッドを入れる
身体の中心に力を入れて体幹を安定させます。傾いた軸を保ってスイングすることで打点が安定します。
【左足下りからのショット】
1.傾斜に沿って構え、ボールは左側
2.オープンスタンスに構え、傾斜に沿って振り切る
傾斜なりに構えて重心配分を決めます。軸の傾きをキープしてボディターンすることを心がけましょう。
傾斜に沿った重心コントロール、ボールポジション、スイング軌道、フェースコントロールができるようになれば、どんな状況からでも正確にヒットすることができるようになります。
打点を安定させるためにはライ角に合わせて構え、体幹を意識し、しっかり重心を下げることが大切です。
傾斜地で安定したショットが打てるようになると、フラットなライではさらに飛距離や方向性が向上します。打点を強化してナイスショットを打ちましょう。
正確にボールを捉えるためのドリル
ここでドリルをふたつご紹介します。
ひとつめは、両サイドに肩を伸ばした状態でゴムを持ち、前傾姿勢とスイング軸を意識してプレーンに乗せる練習をします。左右90度まで体を回してください。背中と胸を回すときに、フェース面も意識してください。
もうひとつは、板のような平たいものを使って、胸の回転に合わせてクラブフェースがスクエアになるようにコントロールします。手と体が一体になり、正しい前傾姿勢で回転運動が行われるので、自分の理想のボディターンで正確にボールを捉えることができます。
【見逃し配信】プレメンレッスン!Season 3 辻村明志メソッド#2
★CS放送ゴルフネットワーク「プレメンレッスン!Season 3 辻村明志メソッド#1」より
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