ニュース・コラム

国内男子

遼“奇策”でイーグルフィニッシュ! 星野・すし石垣らが首位争う

2011年5月20日(金)午後7:18

 国内男子ツアーの新規大会、とおとうみ浜松オープンは20日、グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡)を舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位タイでスタートした星野英正が通算11アンダーにスコアを伸ばしてトップの座を守り、単独4位スタートのすし石垣、6アンダー66で回ったリャン・ウェンチョン(中)と共にトーナメントをリードしている。石川遼は通算8アンダーで11位タイに順位を上げた。

 第1ラウンドでは怒とうの9バーディをマークした星野。この日も前半だけで4つスコアを伸ばし、初日にトップを分け合った河井博大、河瀬賢史らが伸び悩む中で単独トップに立っていたが、16番、17番で連続ボギーを喫し失速。それでも最終18番をバーディで締めた星野は、6バーディ、3ボギーの3アンダー69という内容でトップの座を守った。

 一方、29位タイ発進となったインスタートの石川遼は、ドライバーが安定せず前半はスコアを伸ばせなかった。それでもアウトコースに入ると3番、4番で連続バーディを奪取。そして最終9番パー5、石川は隣の17番ホールのフェアウェイを使うという“奇策”に出る。

 高校の先輩・薗田峻輔からこのルートを聞いたという石川は、17番フェアウェイからの第2打を手前に切られたピンのやや奥に落とし、見事にイーグルトライをねじ込んでホールアウト。この日は1イーグル、4バーディ、2ボギーの4アンダー68でプレーし、通算8アンダーまでスコアを伸ばして首位に3打差の11位タイに浮上した。

 その他、津曲泰弦と矢野東が6アンダー66で回り、首位から1打差の4位タイ。初日122位タイと出遅れた藤田寛之は4アンダーでラウンドし通算2アンダーまで盛り返したが、カットラインに1打足りず無念の予選落ちとなった。またアマチュアの浅地洋佑(杉並学院高3年)、尾崎将司、今季国内初参戦の尾崎直道らも金曜で姿を消した。

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