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「傾斜なりに構えて打つ」の落とし穴!?左足下がりのロングショット

2021年7月7日(水)午後2:50

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 左足下がりのライからのセカンドショット。ピンまでの距離は165ヤード前後で、少しアゲインスト。このような状況の場合、皆さんはどのような打ち方でグリーンを狙っていますか?

 一般的に行われているのは、傾斜なりに軸を左に傾けて構え、ボールを少し右足寄りに置き、ヘッドを上から入れてアウトサイドインの軌道で振り抜いていくというものではないでしょうか。

 しかし、この打ち方だと体が左に傾いた分、ロフトを立てて打つことになるので、ボールは浮いてくれません。例えば、7Wで打つ場合、左足下がりで左足体重になると、構えた時点で7Wが5W、4Wになってしまうということ。しかも右サイドが高いため、上から打とうとしてしまうのでさらにボールは上がらなくなってしまいます。

 また、打ち込む角度が強くなると、低い引っ掛けになる恐れもあるし、それを嫌がってコスリ球になってしまうこともあります。

 となると、打ち下ろしでグリーンの手前は花道というホールならばいざ知らず、グリーン手前に池やバンカーなどのハザードがあったり、グリーンが砲台だとお手上げ状態になってしまいます。そうならないためにも、ロフト通りに打つことが大事になってきます。

 では、どういうふうに打てばいいのか? 正解は、平らな地面と同じように構えて打つことです。

 まず構えたら、一度クラブを持ち上げ、地面が平らだと想定して肩を水平にします。傾斜の度合いにもよりますが、このとき自分ではかなり右肩が下がっているように感じるかもしれません。

 肩のラインを合わせたら、その位置でヘッドを地面に置きます。そうするとヘッドの位置がいつもよりもかなり右足寄りになると思いますが、それでOK。そしてその位置にボールをセットします。また、大振りにならないように、少しクラブを短めに持つことも大事です。

 この構えから、体重移動を抑えて打つというのも大きなポイントです。何故なら、アドレスでは、傾斜に逆らって重心を右に持ってきているので、ダウンスイングでその重心が左に移るとフェースが被りやすくなるからです。

 クラブを短く持ち、体重移動をしないで打つなど、“飛ばない”要素がいくつか入っているこの構え、打ち方ですが、その分、ロフト通りに球が上がるので、キャリーが増えて飛距離は出ます。もちろん、グリーン手前のハザードも楽に超えていきます。

 今まで傾斜なりに構えてアウトサイドインに振っていた人にとっては、かなり違和感のある構えになり、「ダフりそう」「右に飛んでいきそう」という恐怖感を覚え、最初のうちは体が浮いてしまうかもしれません。しかし、練習を重ねれば慣れるはず。パーオン率を上げるためにもぜひマスターしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、竹村真琴プロ、高橋恵プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#171より

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