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ラウンド前は「片手打ち」で体の動きを確認!宮本勝昌

2021年9月30日(木)午後1:51

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 ラウンド前の練習は、アマチュアゴルファーよりプロのほうが入念にやっているような気がしますが、皆さんはどうですか? もちろん、試合前のプロほどたっぷりと練習する必要はないと思いますが、いいゴルフをするために、また、ケガの予防のためにもしっかり準備はしておいたほうがいいでしょう。

 練習のやり方に関しては人それぞれでいいと思いますが、私の場合はストレッチで体をほぐしたあと、短いクラブから順番に打っていくようにしています。

 その短いクラブを打つときに、いつも最初にやっているのが片手打ちです。まず左手1本でクラブ(PW)を持ち、アプローチショットをするようなイメージで3球ほど打ちます。

 次に右手1本でクラブを持ち、短い距離を3球ほど打ちます。そして最後に、両手でクラブを持って3球ほどアプローチショットをします。この練習をしてからクラブの番手を上げ、それぞれの番手に合ったショットを打っていきます。

 さて、最初にやる「左手→右手→両手」の練習ですが、これは左右の手の使い方を確認するためのものではなく、体の動きを確認するためのものです。だから、左手で持って構えたら、左手を動かすのではなく、体の動きにしたがってクラブを振るだけ。左手に余計な動きはさせません。

 右手も同じです。特に右手は手で動かしやすいので、写真①②のように左手を右胸に当て、右手が勝手な動きをしないように意識をしながらボールを打っています。そして最後の両手で持って打つときも、手の動きは極力抑え、体の動きを意識しながら打ちます。

写真①②

 このようにスイングの基本となる体の動きを最初に確認しておくことで、長いクラブを持ったときも体を使ったスイングを意識しやすくなります。

 コースに出ると手打ちになることが多いというゴルファーは、このような練習で最初に体の動きを確認してみてはいかがでしょうか。

宮本勝昌(みやもと・かつまさ)
1972年8月28日静岡生まれ。日大ゴルフ部出身で片山晋呉、横尾要とは同期。1年次(1991年)、日本アマで先輩の丸山茂樹を破り優勝。1995年プロ転向。2006年から2011年にかけて151試合連続出場の記録も。ツアー初優勝は98年の「つるやオープン」。2016年には史上9人目の生涯獲得賞金10億円突破も果たした。ツアー通算12勝。2008~10年は日本ゴルフツアー機構の選手会会長を3期務めるなど人望も厚い。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/9/17 発売号より転載)

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