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とにかくアドレスを大事に!「左腕+クラブ」をフェースと考えよう 中西直人

2021年10月14日(木)午後0:58

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 ゴルフスイングにおいて一番大切なのは何か? アマチュアゴルファーの人にそう聞かれたら、プロゴルファーのほぼ全員が、「アドレス」と答えると思います。

 アマチュアゴルファーの中には、「またそれ」と思う人もいるでしょうが、それぐらいアドレスは大事。スタートラインが狂っていると、そのあとどんなことをしようと“いいスイング”にはなりません。それどころか、スタート時点の狂いを途中で修復しようとしてしまい、結果的にスイングは大きく崩れてしまうということもよくあります。

 アドレスを作るときの考え方としては、「アドレスはインパクトの再現」という言葉があるように、インパクトというゴールを目指して構えるというのが基本です。

 では具体的に、どういうアドレスがいいのか?これに関しては、それぞれの体型によって微妙に変わってきますが、基本は同じです。

 その中でもポイントとなるのは、「猫背にならない」、「お尻から前傾する」、そして最後に「両ヒザをストンと落とす(軽く曲げる)」の3つです。

 それともう一つ重要になるのが、左腕を軽く伸ばすことです。“軽く”と表現したのは、ピンと伸ばす必要はないけど、伸びた状態にしておくということです。

 そして、この左腕とクラブを1本のフェースと考えて構えます。つまり左肩からヘッドまでをフェースと考えてターゲットに合わせるようにします(写真①)。

写真①

 これでアドレスは完了です。このように構えると、肩と両腕できれいな三角形ができますが、あとはこれをできるだけ崩さないようにテークバックをスタートさせます。そしてインパクトでは、三角形をキープしつつ、左腕+クラブでできる“フェース”を意識しながらボールを打つようにしてください(写真②)。

写真②

 そうすれば、最初にイメージしたインパクトが実現するはず。すべては構えで決まるということを絶対に忘れないようにしてください。

中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。20年にジャパンゴルフツアー選手会理事に就任。ますますの活躍が期待されている。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/10/8 発売号より転載)

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