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パターはみぞおちで打つ!?堀川未来夢のパッティングイメージ

2021年10月21日(木)午前11:56

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 パッティングのスタイルは十人十色。この打ち方をすれば絶対入るという正解のようなものはなく、その人なりに、「こうすれば正確に転がせる」という方法でやればいいと思います。

 ただ、アマチュアゴルファーを見ていて、「こうすればいいのにな」と思うことはあります。それはパターを手で操作しないことです。

 もちろん、手で操作して上手くいっているのであればかまわないのですが、よほど感覚が鋭いか、相当な練習を積まない限り、手で打っていては安定したストロークにはなりにくいと思います。また、手先の感覚で打っていると、緊張した場面になるほど誤作動が起きやすいというデメリットもあります。

 そういうミスを防ぐためにも、手ではなく体を使ったストロークを身につけたほうがいいでしょう。

 私の場合も、体で打つことを強く意識していて、イメージとしては“みぞおち”で打つようにしています。上半身の中心を意識することで、体全体がゆったりと動き、小手先でボールを打つことがなくなるからです。



 もちろんこれに関しても、自分なりに体で打つイメージができるのであれば、みぞおちにこだわらなくてもOKです。手を使わずにストロークできる方法をそれぞれで探してみてください。

 それと、パッティングに関してアドバイスをするとしたら、ラウンドの際はグリーンの速さをきちんと把握しておくといいでしょう。

 ラウンド前のパッティンググリーンを見ていると、ほとんどの人がカップに入れることにエネルギーを費やしているように見えますが、大事なのはいかにカップに寄せるか。速さを正確につかめなくても、自分の感覚よりも速いか遅いかを感じるだけでも、本番では大いに役立ちます。

 そもそもパッティンググリーンというのはそういうためにあるもの。3パットを防ぐためにも、しっかり速さをチェックしておきましょう。

堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)
1992年12月16日、神奈川生まれ。日大ゴルフ部出身。大学4年時のQTで13位に入り、2015年からツアー参戦。賞金ランク41位でシード権を獲得した。16年はシード落ちするも、QT14位で17年のツアー出場権を獲得した。19年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝。20-21年シーズンも優勝こそないが、トップ10入り4回と好調。2勝目を狙う。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/10/15 発売号より転載)

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