現地時間8日開幕の全米プロゴルフ選手権（ニューヨーク州オークヒルCC）出場の決まっている井戸木鴻樹が、2日から開催される米チャンピオンズツアーの3M選手権（ミネソタ州TPCツイン・シティーズ）でツアー2勝目を狙う。

　5月に行われたシニアPGA選手権で初のメジャー優勝を飾った井戸木。ここで得た権利を行使して出場できる全米プロゴルフ選手権は、シニアでなく松山英樹や石川遼などが出場するバリバリのメジャートーナメントだ。

　井戸木は現在、世界中のシニアツアーを行ったり来たりする生活を送っている。シニアPGA選手権の優勝後、米国で2試合、先の全英シニアオープンを含めると計3試合に出場。いずれもメジャー大会だが、すっかりツアーになじみ全英シニアオープンでは単独13位に入るなど、メジャーチャンピオンの実力を示している。

　レギュラーツアーのメジャー大会前に行われる今大会はディフェンディング・チャンピオンのベルンハルト・ランガー（独）が欠場するものの、ケニー・ペリー（米）、コリー・ベイピン（米）、ジェイ・ハース（米）、ニック・プライス（ジンバブエ）ら、米ツアーでも白星を積み重ねた面々が揃って参戦。フィールドの厚い大会で白星を挙げ、次週開催のメジャー大会に弾みをつけたいところだ。