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深いラフからバンカー越え・・・こんなときは打ち方よりも「考え方」が大事!悪条件でのアプローチ

2021年10月27日(水)午後0:09

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 セカンドショットがグリーン奥の深いラフにつかまってしまった、というのはよくあること。ピンまでの距離は20ヤード前後だが、バンカー越えなので転がしは使えない。しかもエッジからピンまでは近く、グリーンは下り傾斜。こんな悪条件が重なったとき、皆さんならどうしますか?

 こういう場合、打ち方以前に考え方が大事になってきます。フワッと上げてエッジあたりに落とすというのが理想ですが、もし失敗すると手前にバンカーにつかまってしまうかもしれない。攻めるべきか、安全にいくべきか。

 その考える手段として、「ABCマネージメント」という方法があります。今回の例でいえば、Aは最高のショットでOKパーの位置まで寄る、Bは少しオーバーしたけどパーパットが打てるところで止まる、Cは手前のバンカーにつかまってしまうという3つの結果を想定して、自分のプレーを考えるというものです。

 プロがまず考えるのはC。一番やってはいけないミスを最初に考えて自分がどういう攻め方をするかを決定します。一方、アマチュアゴルファーのほとんどはAを最初に考える傾向にあります。その結果、ミスが連続してとんでもない大叩きをしてしまうこともよくあるはずです。

 そのときの状況によってどれを選ぶかはそれぞれの判断になりますが、絶対にCを避けて、最悪でもBというのが基本的な考え方といえるでしょう。

 次に打ち方です。こういうケースでは、グリーンの逆サイドにもバンカーなどハザードがある場合が多いので、確実にグリーンに落とすためにはクリーンヒットではなく、エクスプロージョンショットで狙うことをオススメします。

 打ち方は、バンカーショットと同じです。ボールの下の草を刈るイメージで、ボールの手前にヘッドを着地させ、ボールの下をできるだけレベルに振っていくようにします。打ち込みすぎると必要以上に芝を取り過ぎて球が飛ばなくなるし、逆にアッパー軌道になるとヘッドがクリーンに当たってしまう危険性があるからです。

 このような打ち方をするためにも、重心をできるだけ下げて構えることがポイントになります。というのも、重心が高いとボールがクリーンに当たってしまうからです。そのためにクラブを短めに持つことも大事です。

 それと肩のラインを地面と平行に保つこと。フワッと上げようとするとどうしても上を見てしまい、右肩が下がってアッパー軌道になりやすくなるからです。

 レベルで打つためにはスイング中も、軸が左右にズレないように注意しましょう。下げた重心が上がらなければ、きれいなエクスプロージョンショットが打て、上手くいけばピンそばに、最悪の場合でもパーパットが狙える位置にオンさせることができるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、萩原菜乃花さん、森はなさん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#187より

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