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中途半端な距離のアプローチ、距離感をあわせやすくするには?

2021年11月3日(水)午後0:57

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 ピンまで20ヤードのアプローチ。グリーンまではほぼ平らで、これといった障害物もなし。一見、簡単そうに思える状況ですが、「OKパー」が拾えるところまで寄せるとなると話は変わってきます。

 「グリーンに乗ればいい」というアプローチに比べてプレッシャーが掛かるし、残り距離が自分にとって中途半端な距離だったりするとより難しく感じてしまいます。百戦錬磨のプロでも試合となると、このようなアプローチは、意外と緊張するようです。

 プレッシャーが掛かる場面でも、確実に1パット圏内に寄せるためにはどうすればいいか? まずは距離感のつかみ方からレッスンしましょう。

 ウェッジを手にして構えたら目を閉じて、20ヤードを狙うとき(キャリーは15ヤード前後)の振り幅をイメージして何度か素振りしてください。そして、次に目を開けたらピン方向は見ずにボールだけを見て、素振りでイメージした振り幅でボールを打ってみましょう。これをやるだけで、自分がイメージした20ヤードの振り幅が大きすぎたのか小さすぎたのか、またちょうど良かったのかがわかります。 

 この20ヤードのドリルをやったあと、同じように15ヤード(キャリー10ヤード)、25ヤード(同20ヤード)もやって、キャリー15ヤードの振り幅をしっかり覚えましょう。そして実際のラウンドでは、それを基準にピンを狙えば、イメージ通りのアプローチができるはずです。

 また、短い距離のアプローチの精度を高めるためにやって欲しいことがあります。それは、クラブを短く持つということです。

 短く持ったほうが、重心が低くなる分、構えが安定し、軸がブレにくくなります。また、ボールの近くに立つことになるので、芯に当たる確率も高くなり、スピンも掛かりやすくなるし、距離感に関しても、25ヤード(キャリー20ヤード)以内ならば、短く持ったほうが合せやすくなります。

 さらに付け加えれば、短く持つとそれだけクラブを振ることができる(優しく振らなくていい)というのも利点です。

 例えば、砲台グリーンで、エッジとピンとの距離が近く、構えたときにピンの根元が見えないというシチュエーション場合、寄せるためには柔らかく打たなければいけませんが、長く持って柔らかく、というのは至難の業。その点、短く握っていれば、フェースを開き、クラブをしっかり振ることでキャリーを出しながらボールを止めることができます。

 短く持って打つアプローチに関しても、目を閉じてキャリー15ヤードの振り幅をイメージして素振りをしてから打つ練習で振り幅と距離感との関係をつかんでおきましょう。これをやっておくだけで25ヤード以内の精度が格段に上がるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、萩原菜乃花さん、森はなさん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#188より

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