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リーディングエッジの向きがカギ!中西直人のアプローチショット

2021年11月11日(木)午後1:39

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 アプローチが寄らないだけでなく、時々ダフリやトップが出てしまう。このようなミスを防ぐためにはどうすればいいか? 「またか!」と思われるかもしれませんが、アプローチもショットと同じようにアドレスが大事です。

 ポイントは、構えたとき左腕を軽く伸ばすこと。そして、左肩からヘッドまでをフェースと考えてターゲットに合わせるようにします。このように構えると、肩と両腕できれいな三角形ができるので、あとはこの三角形をできるだけ崩さないようにスイングすればいいのです。

 もっとも、この「三角形をキープする」というのは、簡単そうでいて意外と難しいもの。そこで今回は、三角形をキープするための秘策をお教えしましょう。

 その秘策とは、スイング中、クラブのリーディングエッジを常に地面方向に向け続けることです。ダウンスイングでヘッドを下ろすときから下に向けておき、インパクトはもちろん、フォローでも下を向け続ければいいのです(写真①~③)。

写真①~③
 
 何故、三角形キープとリーディングエッジの向きとが関係してくるのかというと、このようにリーディングエッジを下に向けておけば左腕が軽く伸びた状態がキープできるからです。その結果、アドレス時の三角形も崩れにくくなるのです。

 このような説明をすると、「リーディングエッジを下に向けていたらチャックリになる危険性があるのでは?」と考える人もいるはず。しかし、チャックリが出ることはほとんどありません。

 その理由は、リーディングエッジを下に向け続けるためには、シャフトを軸にヘッドを回転し続けなければいけないから。そして、ヘッドが回転している限りは、リーディングエッジが地面に刺さる危険性がほとんどないからです。

 アプローチショットが安定しないという人はぜひ試してみてください。

中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。20年にジャパンゴルフツアー選手会理事に就任。ますますの活躍が期待されている。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/11/5 発売号より転載)

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