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左足下がり&ツマ先下がりでもしっかり距離を出すには?フェアウェイウッドのロングショット

2021年12月15日(水)午後0:12

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 FW(フェアウェイウッド)が上手く打てないというゴルファーは多いようですが、特に左足下がりのツマ先下がりとなるとより苦手に思う人が多いのではないでしょうか。今回は、そんな厳しい状況からでもFWが打てるようになるコツをお教えしましょう。

 まず基本的なことから。「左足下がりのツマ先下がり」はボールがつかまりにくく、「左足上がりのツマ先上がり」はボールがつかまりやすくなります。だから、「左足下がりのツマ先下がり」では、最初から左を向いておくというのが一般的な考えです。また、左を向くことに違和感を覚える人は、構えでフェースを少しかぶせておくというのもひとつの方法です。

 次に構え方。これは傾斜の度合いにもよりますが、ややきつめ(5~6度前後)であれば、ボールを右に置き、肩のラインは平らな地面に対して平行に構えましょう。そうすればボールが上がりやすくなります。

 このときボールを左に置くと、左足体重になって肩のラインも傾斜に対して平行になってしまいますが、そうするとロフトが立って、ボールが上がらなくなります。傾斜がさらにきつい場合はそういう打ち方をするしかありませんが、6度くらいまでなら右に置いて平らに近い入射角で打っていくことをオススメします。

 スイングに関しては、大振りをしないことが大事です。FWを手にしてグリーンを狙うとなると、ほとんどのゴルファーが振りすぎてしまうようですが、もともとFWは飛ぶように作られているクラブ。そんなに大振りをしなくても、芯に当てて、正しい打ち出し角で打ち出せば、きちんと飛んでくれます。だから無理に飛ばそうとする必要はありません。

 また、ライが良くて地面がほぼ平らであれば無理にコンパクトにする必要もありません。振り方に関しては、傾斜がきつくなればなるほどコンパクトにするといったように、傾斜の度合いによって調整するようにしましょう。

 なお、コンパクトに振る場合は、その振り方によってクラブを持つ長さを調整することが大事です。少しだけコンパクトにするのなら、指1本分余すといったように。5~6度の傾斜なら、指3本分くらい余らせるといったところでしょう。

 もう一つ大事なのは、ボールを右に置いて肩のラインを地面に対して平行に構えた場合は、体重を右足寄りに置き、スイング中も右足体重をキープすること。ボールを上げようとして右足体重ですくい打つような感じになるのはいけませんが、最初に右足寄りに体重を置いたら、その場で回転するようなイメージでスイングしましょう。そうすれば自然とボールが上がり、クラブなりの飛距離も獲得できるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、黒田アーサーさん、高橋としみさん、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#194より

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