松山を称賛のタイガー「ローリーはもうオジサン」
2013年8月1日(木)午前11:29
世界ランキングNo.1のタイガー・ウッズ(米)が、世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季最終戦でありメジャー前哨戦として位置づけられるWGC - ブリヂストンインビテーショナル(現地時間1?4日/オハイオ州ファイアーストーンCC)で大会8勝目を狙っている。
2008年の全米オープン以来メジャータイトルから遠ざかっているタイガーだが、今大会は過去7勝を挙げている得意中の得意トーナメント。それだけに表情には余裕がうかがえる。メジャー15勝目を狙った先日の全英オープンでは残念ながら6位タイに終わったが、その後はバハマでバケーションを楽しんだ。一緒に過ごした相手は、ウワサの新恋人ではなく2人の可愛い子供たち。「ゴルフのことは忘れて、サムとチャーリーといるのは本当に楽しいよ。2人ほどエネルギーはないけれど、一緒にいると本当にリラックスできる」と父親の顔を見せたタイガー。しっかりとフレッシュして大会に挑んでいけそうだ。
次週には今季最後のメジャー大会、第95回 全米プロゴルフ選手権(8?11日/ニューヨーク州オークヒルCC)が控えている。戦闘モードに切り替わったタイガーが、今週はどんなプレーを見せてくれるのか? 誰もが注目している。
一方、そのタイガーと同組で予選ラウンドを回ることが決まっている松山英樹は、世界最強の男とのペアリングにも顔色を変えることなく相変わらずのマイペース。大会前にスイングコーチのピート・コーウェン氏のレッスンを受けるなど、さらなる成長もうかがわせている。
タイガーも松山のことを「彼のことは(マキロイから)聞いたよ。ショットが素晴らしくて飛距離も出るらしいね」と称賛。「まだ21歳でしょ? ローリー(マキロイ)なんか、もうオジサンだね」と24歳にして世界ランキングNo.3のローリー・マキロイ(北アイルランド)を松山と比較し、笑いを誘った。
全英オープンで6位タイ、RBCカナディアン・オープンは16位タイとここまで好調を維持。さらに国内男子ツアーではすでに2勝を挙げて賞金ランキング首位を突っ走り、余裕を持ってメジャー大会やWGCを含む米男子ツアーに参戦しているスーパールーキーは、タイガーを前にしても臆することなく“でかいこと”をやってくれそうだ。
もちろん、全英オープンでメジャー通算5勝目を挙げたばかりのフィル・ミケルソン(米)、絶好調のブラント・スネデカー(米)らをはじめとするビッグネームが顔を揃える今大会。全米プロを見据えての今大会は、激戦必至の様相を見せている。
なお、日本勢は松山に加え谷口徹&小平智が参戦。フィールドの厚いWGCに挑戦する。
≪WGC - ブリヂストンインビテーショナル放送予定≫
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