ウッズ、復帰時期について明言避ける「まだそこまで到達していない」
2022年2月17日(木)午前11:46
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大事故からの完全復帰を目指すタイガー・ウッズ(米)が、自身がホストを務める米男子ツアーのザ・ジェネシスインビテーショナル(17~20日/米カリフォルニア州/ザ・リビエラカントリークラブ)を前に会見を行った。
ウッズは約1年前の2月23日に自動車での単独事故を起こし、右脚に大ケガを負った。本人も「右脚がまだここにあることはとても大きなこと」というように右脚を切断する可能性もあった。
それでも懸命にリハビリに臨み、12月に行われた米チャンピオンズツアーの親子大会に息子のチャーリー君とともに出場し単独2位でフィニッシュ。しかし、現時点でまだウッズはツアーへの本格復帰を果たせていない。
「進歩を実感している。当時よりずっと強くなったし、より多くのショットを打てるようになった。それは簡単なことだよ。でも、練習ラウンド、プロアマ、4日間競技の6ラウンドをこなせるようになるには、積み重ねが必要なんだ。僕はまだそれができていない。まだそこまで到達していないんだ」
また、ウッズは事故の前にも5度背中の手術を行っており、「まだその問題も抱えている」。そして「まだまだこれからだ。(プレーすることで)息子とプレーできること、息子と楽しく過ごせること、そういう瞬間があるという希望を与えてくれた。でもそれはすぐにでもツアーに戻ってプレーするという意味ではないんだ」と復帰時期については明言を避けた。
それでも最後には「タフだったけど、ここまで来られたしまだ先は長い。毎日が戦いであり、私はその戦いを歓迎している」と前向きなコメントも。2019年のZOZOチャンピオンシップでサム・スニード氏の持つ米ツアー史上最多タイの82勝目を挙げ、単独での最多勝記録にあと1勝と迫るウッズの復帰を待ちたい。
(写真:Getty Images)