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スタンスは「オープン」ではなく「スクエア」を試してみよう!ショートサイドのアプローチ

2022年3月2日(水)午後2:09

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 グリーンエッジからピンまでの距離が短いショートサイド。ここからのアプローチは単にピンが近いというだけでなく、下り傾斜になることが多いなど難しい条件が重なることが多いため、プロや上級者は、「ショートサイドにだけは外さない」と考えてグリーンを狙うことが多いようです。

 しかし、もしショートサイドに外れたら…。今回は、難しい状況から上手く寄せるためのテクニックを教えましょう。

 状況は、ピンまで13ヤードで、ボールがあるのはラフ。まず、誰もがやるのは、ボールにブレーキをかけるためにフェースを開くことではないでしょうか。

 しかし、私が見ている限り、もう少し思い切ってフェースを開いたほうがいいように思います。というのも、フェースを開くことによってバンスがより使えるようになるからです。今回のようなショットでは、バンスをしっかり滑らせたいので、少し開き気味にすることをオススメします。

 目安は、構えていたクラブを体の正面に上げたとき、フェースの向きが自分から見て時計の1時を向く程度(約30度)。フェードヒッターに比べ、ドローヒッターはフェースを開くことに慣れていないのでかなり違和感を覚えると思いますが、しっかり開くようにしましょう。またこのとき、開いてから握り直すことも忘れずに。

 もうひとつ、フェースを開いた分、構えはオープンにするという人も多いようですが、ターゲットに対してスクエアに構えるようにしましょう。スクエアに構える理由は、真っ直ぐ立つことによって肩のラインがターゲットを向き、軌道も安定するからです。

 一方、オープンに立つことによって肩のラインが左を向いてしまうと、カット軌道になりすぎて、ヘッドがボールの下を抜けてしまったり、ポッコンになる危険性が。それを嫌がってテークバックでクラブをインに引くと、今度はアッパーブローになってチャックリやトップが出ることがあります。

 それを防ぐためにも、スクエアに立って、肩のラインもターゲットラインと平行になるようにします。

 なお、スクエアに立ってフェースを開くと、フェースが右を向いてしまうので、右に飛び出す不安に襲われる人もいるはず。しかし、ボールは思ったほど右にはいかないのでご安心を。また、ウェッジはもともとつかまるクラブなので、右にすっぽ抜けるということはありません。

 さらにもう一つアドバイスを。ボールをフワッと上げるのが上手い人の中には、左手首の甲が甲側に折れる動きになる人がいます。しかし、今回のようにラフからの短い距離のアプローチでは、エクスプロージョンショットのようにソールを滑らせて打ちたいので、手首の動きを抑えるようにしましょう。その場合、左手の中指、薬指、小指をしっかり握れば手首がある程度固定されます。ぜひ試してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、高橋恵プロ、森はなさん、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#205より

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