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期待の新星!岩井明愛のスイングを解説

2022年4月1日(金)午前10:00

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 今回から2回にわたり、期待の新星として注目を集める双子の姉妹、岩井ツインズのスイングを紹介。第1回は、姉の岩井明愛選手編をお届けします。(解説:金谷多一郎プロ)

 まずドライバーショットですが、明愛選手の場合、一般的な女子選手のように、ボールをアッパー気味に大きく振り抜いていくというよりも、男性的に最下点で打ち抜いていくタイプ。弾道もそれほど高くなく、ライナー性の強い球を打つのが最大の特徴といえるでしょう。

 ドライバーからショートアイアンまで、ボールの位置がそれほど変わらいのも特徴的で、その分、スイングを変えないでどの番手でもしっかり打てているのが強みになっているような気がします。

 構えも、ほとんどの選手はボールを左寄りに置く分、右肩が下がるような感じになるものですが、肩のラインは比較的フラット。そしてこの構えから、ティアップしたボールを打つドライバーも、地面から打つショートアイアンも同じようなスイング軌道でボールをとらえています。

 例えばドライバーは、ロフトを上に向けることなくカチ上げずに打ち抜くので、中弾道で最適スピンの球になるため、ヘッドスピード以上に飛距離が出る強い球になります。

 アイアンも、ダウンブローというほど強烈に打ち込んでいるわけではありませんが、一般的な女子プロに比べてヘッドの入射角が鋭角です。しかも、ダウンスイングでのタメもしっかりできているので、スピンが効いた球でグリーンをとらえることができます。

 プレースタイルも、ライや状況とか風とかを読み込んで、男子プロなみにスピンや球筋をコントロールしたり、高さを打ち分けるタイプ。すでにステップ・アップ・ツアーでは勝利を挙げていますが、レギュラーツアーでも十分戦えるポテンシャルの持ち主だと思います。

岩井明愛(いわい・あきえ)
2002年7月5日、埼玉生まれ。埼玉栄高校ゴルフ部出身。プロゴルファーの岩井千怜は双子の妹。2018年「全国高等学校選手権春季大会」で優勝。 2020年の「日本女子オープン」ではローアマチュア獲得。2021年6月のプロテストに合格。同年9月、ステップ・アップ・ツアーの「山陽新聞レディースカップ」でプロ初優勝。2週前には双子の妹である岩井千怜「カストロールレディース」で優勝しており、姉妹による2試合連続優勝はレギュラーを含めて国内ツアー初の快挙となった。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/3/25 発売号より転載)

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