レッスン
強い球を打つために背中を動かしてフィニッシュまで回りきる!中西直人
2022年5月12日(木)午前10:30
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強い球を打ちたいと思ったら、グリップを支点にクラブを振り子のように動かすのではなく、グリップエンドを動かし続けて、インパクトでハンドファーストの形を作ることが大事です。
また、ダウンスイングで頭が下がった状態だとよりボールに圧を掛けられるようになるので、テークバックでは頭が下がらないようにすることも大事。何故なら、テークバックで頭が下がると、逆にダウンでは頭が起きてしまう形になるからです。
それともうひとつ、強く飛ばすために意識したほうがいいことがあります。それは、フィニッシュまでしっかり回りきることです。毎ショット、この意識を持ってクラブを振らないと、スイングで悩んだときに当たりが弱くなる可能性があるからです。
ただし、ここで勘違いをしないで欲しいのは、手を無理矢理回せといっているのではないこと。あくまでも体を“回しきる”ことがポイントになってきます。
意識したいのは、背中です。バックスイングのときから背中を大きく動かすようにして、フィニッシュでも回せるところまで回す(写真①~③)。そうすれば体を使ったスイングになり、スイングそのものもきれいになります。
一方、手に関しては、ダランとした状態でOK。フィニッシュまで上げ続けるというよりは、体の正面にロックしておき、動いていく背中とともに上がっていくというイメージでいいでしょう。
なおこのとき、手首に関してはゆるゆる状態にしておくことも大事です。ツアープロやレッスンプロの中には、「フィニッシュは惰性」という人もいますが、強いボールを打つためには、しっかり体を回すことが重要で、上手い人は必ず背中を動かしています。
ボールに圧を掛けて飛距離を伸ばすためにも、背中を動かす意識でフィニッシュまで振り切ってください。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。現在、ジャパンゴルフツアー選手会副会長も務める。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/4/29 発売号より転載)
また、ダウンスイングで頭が下がった状態だとよりボールに圧を掛けられるようになるので、テークバックでは頭が下がらないようにすることも大事。何故なら、テークバックで頭が下がると、逆にダウンでは頭が起きてしまう形になるからです。
それともうひとつ、強く飛ばすために意識したほうがいいことがあります。それは、フィニッシュまでしっかり回りきることです。毎ショット、この意識を持ってクラブを振らないと、スイングで悩んだときに当たりが弱くなる可能性があるからです。
ただし、ここで勘違いをしないで欲しいのは、手を無理矢理回せといっているのではないこと。あくまでも体を“回しきる”ことがポイントになってきます。
意識したいのは、背中です。バックスイングのときから背中を大きく動かすようにして、フィニッシュでも回せるところまで回す(写真①~③)。そうすれば体を使ったスイングになり、スイングそのものもきれいになります。
一方、手に関しては、ダランとした状態でOK。フィニッシュまで上げ続けるというよりは、体の正面にロックしておき、動いていく背中とともに上がっていくというイメージでいいでしょう。
なおこのとき、手首に関してはゆるゆる状態にしておくことも大事です。ツアープロやレッスンプロの中には、「フィニッシュは惰性」という人もいますが、強いボールを打つためには、しっかり体を回すことが重要で、上手い人は必ず背中を動かしています。
ボールに圧を掛けて飛距離を伸ばすためにも、背中を動かす意識でフィニッシュまで振り切ってください。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。現在、ジャパンゴルフツアー選手会副会長も務める。
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