米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、BMWチャンピオンシップは18日、ツアー初開催となる米デラウェア州にあるウィルミントンカントリークラブ（7,534ヤード・パー71）で開幕。前週のプレーオフ初戦、FedExセントジュードチャンピオンシップ終了時点のポイントランキング上位70名が出場権を手にし、予選カットなしで行われる。

　日本の松山英樹はポイントランク11位で初戦を迎える予定だったが、首痛により出場を回避した。先月の3Mオープン以来4週間ぶりの試合となる今大会にはランキング15位で入る。米メリーランド州のケイヴスバレーゴルフクラブで行われた昨季大会は46位タイだった。

　その昨季大会で優勝し、翌週のツアーチャンピオンシップも制して年間王者の座についたのがパトリック・キャントレー（米）だ。前週は決勝ラウンドでスコアを落として57位タイに終わったが、過去誰も成し得ていない2年連続のフェデックスカップチャンピオンへここでエンジン全開となるか。

　このほか、前週優勝でポイントランキングトップに躍り出たウィル・ザラトリス（米）、スコッティ・シェフラー（米）、サム・バーンズ（米）、トニー・フィナウ（米）、ザンダー・シャウフェレ（米）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、ジャスティン・トーマス（米）、マシュー・フィッツパトリック（英）、ジョン・ラーム（スペイン）、ジョーダン・スピース（米）、ヴィクトル・ホヴランド（ノルウェー）、コリン・モリカワ（米）らが出場する。

　また、ザラトリスにプレーオフで敗れたセップ・ストラカ（オーストリア）や、キャメロン・ヤング（米）、デービス・ライリー（米）、テイラー・ペンドリス（カナダ）、ミト・ペレイラ（チリ）、サーヒス・シーガラ（米）の5人のルーキーたちの勢いにも注目したい。なお、ポイントランク3位のキャメロン・スミス（豪）は股関節の違和感で出場を取りやめた。

　最終戦のツアーチャンピオンシップ（25日～／米ジョージア州／イーストレイクゴルフクラブ）に進出できるのは今大会終了時点のランキング30位まで。また、ザ・プレジデンツカップ（9月22日～／米ノースカロライナ州／クエイルホロークラブ）の自動選出メンバー（米国選抜6枠、世界選抜8枠）も確定する。

（写真：Getty Images）