メジャー6勝を含むPGAツアー通算45勝のレジェンド、フィル・ミケルソン（米）が今月、約30年ぶりに世界ランキングトップ200から陥落した。

　現在52歳のミケルソンは今年、現時点で世界ランキング対象から外れているLIVゴルフにおよそ2億ドル（約266億1,000万円）とも言われる契約金で移籍。その影響もあって2週前のランキングで192位から201位へ順位を落とすと、先週は209位へ、そして今週は213位まで下降している。

　ミケルソンがトップ200から姿を消すのはプロ転向した1992年以来のこと。昨年3月に約28年ぶりにトップ100から外れた際はその2か月後の全米プロゴルフ選手権を制し再浮上（115位→32位）を果たしたが、今後はLIVゴルフが世界ランキング対象とならない限りは順位を戻していくことは難しいだろう。

　ちなみに2022年のPGAツアーでの最高位は、1月に行われたセントリートーナメント オブ チャンピオンズの30位タイ。以降、ザ・アメリカンエキスプレス、ファーマーズインシュランスオープン、全米オープンゴルフ選手権、全英オープンゴルフ選手権の4試合に出場したが、すべて予選落ちに終わった。

（写真：Getty Images）