石川遼が2年連続賞金王獲得へ、ライバルの金庚泰（韓）を捕まえに行く。

　連覇をかけて30日開幕の国内男子ツアー、コカ・コーラ東海クラシック（愛知・三好カントリークラブ 西コース）に臨む石川は、現在賞金ランキング2位。日韓対抗戦最終日のシングルスで大敗を喫した金に抜かれ、首位から陥落してしまった。

　現在、2人の獲得賞金差は約291万円。今大会の優勝賞金は2,400万円で、キムは出場しないとあって、勝たなくても上位に入れば1位に返り咲くことができる。石川は昨年の同大会、池田勇太、梶川剛奨とのデッドヒートの中で一度は死にかけたが、終盤の猛チャージで劇的な優勝を飾っており、今年も終盤戦へ向けたターニングポイントにしようと意気込んでいるに違いない。

　杉並学院高校時代の先輩で、仲のいい薗田俊輔もルーキーながら好調を維持。昨年のリベンジを狙う池田、先週優勝のブレンダン・ジョーンズ（豪）らが石川包囲網を敷いているだけに、激戦必至の様相だ。