ミズノは21日、ボール初速を上げる新機能を搭載した「ST-X 230（以下、X）」「ST-Z 230（以下、Z）」シリーズを発表。ミズノブランドアンバサダーの小林正則、武藤俊憲、小鯛竜也、時松隆光、平田憲聖が発表会に出席し、最新のドライバーについて話した。

　今作は「ST」シリーズのコンセプトである高初速＆低スピンを継承しつつ、鉄芯（ステンレス）とTPUを一体成型した新機能「コアテックチャンバー」を採用。インパクト時にヘッドには進行方向と逆の力がかかるが、鉄芯は飛び出し方向に進もうとする慣性力が働く。この慣性力によりボールスピードが増幅するという仕組みだ。

　昨季の終盤につかまりやすいXに変更した時松は、「フェードが持ち球なので、雨が降るとボールが滑ってしまうことがあるが、滑りの幅は確実に減った。打感はむにゅっと食いつく。平均だと5ヤードほど伸びた」といい、ルーキーイヤーを終えた平田はXを「一度、試合で使用した。少し小ぶりで好きな顔。構えたときにフェースが思ったところに向いている。良いと思って実戦に投入した」という。

　また、小林は「（Xは）カッコイイなと思って。使ってみてと言われた週に練ランで使って、すぐに実戦投入できると思った。それくらい感覚に合って、つかまったフェードが打ちやすかった」とし、しばらく替えていなかった小鯛も「測定したらミート率や初速が明らかに上がった。シーズン中に替えることはこれまでなかったのに（Xが）初めてのクラブじゃないくらい扱いやすかった」と完璧にマッチした。

　武藤は直進性のあるZを選択し「距離は確実に伸びている。思い切って振れて初速が上がった」とコメント。また、昨季の試合で年下のプロから「武藤さん、どうしたんですか？」とその飛距離に驚かれたという。

　なお、「ST-X 230」「ST-Z 230」ドライバーは3月10日に、92,400円（税込）から発売されるほか、「ST-Z 230 フェアウェイウッド」「ST-Z 230 ユーティリティ」がラインナップされている。