賞金王争いを繰り広げる2人がいきなり同組で直接対決する。

　1日に開幕する国内男子ツアーのコカ・コーラ東海クラシック（愛知、三好カントリー倶楽部 西コース）は、予選ラウンドから現在賞金ランキング首位を走る18歳の石川遼と、同2位につける池田勇太が激突する。アマチュアとして欧州、アジア、豪州3ツアー共催のジョニー・ウォーカー・クラシックを制したダニー・リー（ニュージーランド）を交えた三つ巴のペアリングは、今後のゴルフ界を占う意味でも興味深い。

　2年に1度行われる名誉をかけた戦いザ・プレジデンツカップ出場のため、次週のキヤノンオープンは欠場することになる石川。その前にできる限り賞金を稼ごうと目論んでおり、狙うのは当然ながら優勝の二文字だ。

　一方の池田は相変わらずマイペース。だが、昨季大会で初優勝を目前にしながら、最終18番で池に入れ、武藤俊憲に優勝をさらわれた悔しい思い出がある。石川との戦いにはポーカーフェイスを装うが、リベンジには燃えており、こちらも負けてはいられない。