昨季賞金王の石川遼が、史上最年少での生涯獲得賞金3億円突破を狙っている。

　国内男子ツアーの中日クラウンズは29日、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースを舞台に開幕。プロ3年目の現在で2億9,161万5,217円を稼いでいる石川は、老舗トーナメントの今大会で大台突破がかかっている。

　これまでの最年少記録は丸山茂樹の27歳8か月。18歳8か月の石川が達成すれば、この記録を9年以上も塗り替えることになり、その意欲も高い。日本オープンの舞台となったこともある名門コースは戦略性をとわれ、石川のような飛ばし屋対策としてコース改造もされており、勝敗のカギを握るのはパッティングになりそうだ。

　石川のライバル池田勇太は、憧れる尾崎将司とのラウンドが決定。さらに気合を入れて臨んでくるだけに、石川もうかうかしていられない。

　また、72歳の杉原輝雄はこれが51回目の今大会出場。アーノルド・パーマー（米）がマスターズで達成した50回連続同一大会出場記録を破り、世界記録を打ち立てることになる。