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パッティングは軽いフックラインで練習しよう 大本研太郎

2023年6月8日(木)午後1:12

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 改めていうまでもなく、ゴルフのショット成否は、インパクトゾーンに掛かっていると言っても過言ではありません。正しいインパクトをすることでエネルギー効率が良くなると同時に、方向性も安定します。

 このインパクトについて、まずはパッティングから学んでいきましょう。

 パッティングで重要なのが、バランス良く立つことです。土踏まずにしっかり頭が乗った状態で、ツマ先とカカトが50対50、右足対左足が50対50で立ちます。

 感覚としては歩くときのバランスが大事。だからセットアップに入るときも後方から歩きながら入るといいでしょう。

 次に練習ですが、軽いフックラインを探して打つようにしましょう。なぜフックラインがいいかというと、スライスラインだと、左を向いて構えたあとカップを見ると、フェースが開くケースが多いからです。

 その点、軽いフックラインなら、フェースが開かない(むしろ閉じる)し、フェースの開閉も感じることができます。

 アマチュアゴルファーの中に、このフェースを開閉がうまくできない人がけっこういます。だから、自然に構えて、左に動くぐらいの感覚でフェースが閉じる練習をしましょう。これができるようになると、自然に開閉が生まれてきます。

 次に考えるべきは、言語系の左脳ではなくて、イメージ系の右脳でプレーをすることです。これはパッティングに限らず全ショットに共通することですが、あまり構えてから、何かするとなるとバランスが崩れてしまうし、ストローク(スイング)もギクシャクしてしまいます。

 だから、バランス良く立って、ターゲットをチェックしたら、言葉で考えずに右脳を働かせる。そうすることでスムーズなストローク(スイング)が実現します。この右脳へのスイッチについては、次回に詳しく説明します。



大本研太郎(おおもと・けんたろう)
研修生、ミニツアーを経験後、ティーチングレッスンとしての活動を開始。2012年、パターレッスン専用スタジオ「パットラボ」を開設。スコアメイクに重要なショートゲーム改善の研究を進める。2018年、PGAティーチングプロアワードで最優秀賞受賞。技術だけではなく、豊富な知識と理論的データに基づくレッスンには、全国から生徒が通っており、高い信頼を得ている。「GPC恵比寿」主宰。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/6/2 発売号より転載)

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