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国内男子

宮本&今田が首位タイ! 遼は8位タイで決勝Rへ

2010年11月12日(金)午後5:57

 国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは12日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。予選2日間を終えアンダーパーわずか17人という難コンディションの中、初日3位タイの宮本勝昌が最終18番でイーグルを奪い2アンダー70をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、今田竜二と並び首位タイに浮上した。また、14位タイスタートの石川遼は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめ、通算2アンダーの8位タイで決勝ラウンド進出を決めている。

 強風吹きつける富士のすそ野で石川が我慢のゴルフを展開した。序盤の2番でパーオン失敗からボギーが先行すると、6番パー5で初バーディを奪うも8番で再びボギー。後半13番でこの日3つ目のボギーを叩いた時には通算イーブンパーまでスコアを落としてしまう。ところが、378ヤードと短い15番パー4で積極的にドライバーを使用。ティーショットはわずかに風に押され右のラフに落ちるも、2打目をピン手前2メートルに寄せる。このバーディパットを慎重に沈めアンダーパーに戻すと、最終18番パー5では2段グリーンの下に2オン成功。イーグルはならなかったものの、バーディフィニッシュでホールアウトした。

 トップと4打差の8位タイで決勝ラウンドを迎えることになり、「最終日に優勝争いをするためには明日(3日目)が一番大事。コンディション次第だけど、風がなければバーディ合戦、風が強ければまた我慢のゴルフになる」と19歳は気合を入れ直していた。

 一方、この日会場を最も盛り上げたのは首位タイに浮上した宮本。終盤の16番から2連続ボギーを叩き通算4アンダーまで後退していたが、最終18番パー5で350ヤードのビッグドライブを披露。楽々2オンに成功すると、4メートルの微妙な距離のパットをねじ込むイーグル締めで一気にトーナメントリーダーとなった。地元・御殿場での大会に燃える宮本が決勝ラウンドでも大暴れを目論む。

 上位陣は、トップと1打差の単独3位に谷口拓也がつけ、2打差の4位タイで手嶋多一と白佳和が続いている。その他、賞金ランクトップの金庚泰(韓)は通算1オーバー25位タイ。池田勇太は通算6オーバー63位タイに沈み、カットラインに1打足りず予選落ちを喫した。

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