海外男子メジャーの全米オープンゴルフ選手権は17日、米カリフォルニア州のロサンゼルスカントリークラブ（7,423ヤード・パー70）で第3ラウンドが行われ、石川遼はノーバーディ、6ボギー、1ダブルボギーの「78」とし、通算10オーバーとなっている。

―3日目を振り返って

　上手くいかないことが多かったので仕方ないです。明日もう一日あるので、課題、今後に繋がる学び、一打一打のテーマもあると思います。こういったセッティングでしか味わえないような判断する難しさだったり、ショットの精度もありますが、今週はなかなか思った通りにプレーできていないです。

（最終日も）苦しい一日にはなるかなと思いますが、そういった時こそリカバリーだったり自分の状態を見極めた攻め方だったりが重要になってくるかなと思うので、明日はそういった意味でのチャレンジかなと思います。

―フェアウェイやグリーンのコンディション

　ほんの少しだけ硬くなったり、グリーンが速くなったりという実感はあります。ホールによって一番狭いエリアにピンが切られていたので、必要とされているショットや精度を感じましたけど、今日はドライバーが良くなかったですし、ショートアイアンが凄く悪かったので、リカバリーのしようがなかったです。

　ドライバーが悪くてもショートアイアンでカバーできればなと思いましたけど、この3日間、ショートアイアンが全然思った通りに打てていなくて悔しいです。全米オープンは1年に一回しかないので、良い状態で良いゴルフができればと思いましたけど、この一週間ではできなかったというのはあります。

　ただ、ショートアイアンで求められる精度というのも分かりましたし、あとは長いクラブで200～230（ヤード）くらいのショットをこの2年くらい日本で大事にしてきましたけど、さらにもう1つ2つ上の精度を身に付けることができれば良いんだなという感じです。

　まだ一週間終わっていないですけど、この2つが今日明日で変わることはなく、揺ぎなく必要になってくることだと思うので、そういった意味では前向きな気持ちです。自分のもっと伸ばしていきたいところが前に全米オープンに出た時よりもさらにクリアになってきて、非常にやりがいがあるなと感じます。

―ファンに向けて

　凄く悔しい結果です。今週、自分のなかでここにかける思いというのは強く持っていたので、そのなかで思ったようなショットがなかなか打てなくて、苦しい一週間にはなってしまいましたけど、成長しまくって将来の自分にどんどん繋げていきたいです。まだまだこれからもっと良いゴルフを見せられるように頑張りたいと思います。